おまとめローンの利用を検討する際、「審査落ちしたらどうしよう」「おすすめの業者はある？」と考える人もいるでしょう。
複数の借り入れがあって返済が苦しく、おまとめローンでお金の負担を軽くしたいと考える人もいるのではないでしょうか。

おまとめローンは審査落ちする人の特徴を避け、契約しやすくなるコツを実践すれば、利用できる可能性を上げられます。

本記事では、おまとめローンのメリットやデメリット、審査落ちしにくくするポイントやおすすめの業者の選び方などを解説します。

おまとめローンに審査落ちしたときの対処法も紹介するので、複数の借り入れを一本化したい人は、ぜひ参考にしてください。

審査の甘いおまとめローンは存在しない

おまとめローンを選ぶときに「できる限り審査がゆるい業者にしたい」「必ず借りられるローンを選びたい」と考える人もいるでしょう。
ただし、おまとめローンをはじめとした金融商品には必ず返済能力のチェックがあり、審査が甘い業者は存在しません。

おまとめローンの申込条件や審査基準、メリットやデメリットを解説します。

おまとめローンの申込条件・審査基準

おまとめローンの主な申込条件は、次のとおりです。

• 20歳以上
• 安定した収入がある
• 複数社から借り入れがある

上限年齢はおまとめローンを取り扱っている業者によって異なるため、申し込む前に公式サイトで確認してください。

審査基準は明確に開示されていませんが、通常のカードローンと同様に返済能力があれば審査に通過できます。
おまとめローンでも申込者の属性や返済能力、信用情報を調査して、融資しても問題ないと判断されれば複数の借り入れを一本化できます。

ただし、すでに複数社借り入れがあるなかで申し込むため、新規で申し込むローン商品より、審査基準は厳しいでしょう。

おまとめローンのメリット

おまとめローンを利用する主なメリットは、以下のとおりです。

• 金利を下げられる可能性がある
• お金の管理をしやすくなる
• 総量規制の対象外

おまとめローンを利用して金利を下げられれば、毎月のお金の負担を減らせて、総返済額も減額できる可能性がある点が大きなメリットです。
また複数の借り入れを一本化でき、返済日を1日にまとめられるため、お金の管理がしやすくなるのも魅力でしょう。

さらにおまとめローンは、年収の3分の1を超える融資を禁止している総量規制の対象外で、借入額が多い人でも契約できる可能性があります。

おまとめローンのデメリット

おまとめローンを利用する主なデメリットは、次のとおりです。

• 必ず金利を下げられるわけではない
• 総返済額が増える可能性がある
• 追加の借り入れができない

複数の借り入れを一本化しようとおまとめローンを利用しても、必ず適用される金利を下げられるわけではありません。
また、おまとめローンの返済期間が長めに設定された場合、総返済額が増える可能性もあるため、注意する必要があります。

追加の借り入れができなくなる点もデメリットですが、ついお金を借りてしまう人にとってはメリットにもなるでしょう。

おまとめローンの仕組みやメリット、利用する際の注意点など、あまり理解していない人は、下記の記事を参考にしてください。
おまとめローンとは？借金をまとめる時の注意点や選ぶ時のポイントを解説

おまとめローンの審査に落ちる人の特徴

おまとめローンの審査に落ちる人の主な特徴は、次のとおりです。

• 収入が安定していない
• 返済能力が十分ではない
• 他社の借り入れを滞納している
• 他社借入額・件数が多い
• 信用情報に問題がある

複数の借り入れをおまとめローンで一本化したいと考えている人は、上記の特徴が当てはまらないようにしてください。

収入が安定していない

毎月の収入が安定していない人は、おまとめローンに審査落ちしやすい傾向があります。
おまとめローンは、毎月決められた金額を返済していくため、収入が安定していないと支払い続けるのは困難なためです。

たとえば、アルバイトやパート、個人事業主や歩合制の給与の人などは、収入が安定していないと判断されやすいとされています。

ただし、上記のような人でも勤続年数や営業年数が長ければ、返済能力があるとみなされて、おまとめローンを利用できます。

返済能力が十分ではない

収入の安定性以外にも、返済能力が十分ではないと判断された場合は、おまとめローンの審査には通過できません。
各業者は雇用形態や勤続年数、家族構成や居住形態など、さまざまな点を総合的に判断して、返済能力の有無を審査で判断しています。

たとえば賃貸で一人暮らし、居住年数が短い人は、返済が遅れたときに連絡不能になるリスクが高いため、おまとめローンの審査に落ちやすくなります。
反対に大企業の社員や公務員、持ち家で家族がいる人であれば、返済能力があると判断されやすくなり、おまとめローンを利用しやすいでしょう。

他社の借り入れを滞納している

他社の借り入れを滞納している人は、おまとめローンの審査には通過できません。

各金融機関はおまとめローンの審査の際、信用情報機関に保存されている申込者の信用情報をチェックします。
自身の信用情報には、各種ローンをはじめとした利用状況が記録されているため、滞納している場合はすぐに発覚します。

滞納をしていると返済能力がないと判断され、おまとめローンの審査通過は難しいでしょう。
仮に滞納している借り入れがある場合は、解消してから一定期間滞りのない返済をしてから申し込むのをおすすめします。

他社借入額・件数が多い

他社借入額や件数が多すぎる場合は、おまとめローンの契約は難しいでしょう。
複数の借り入れを一本化できるおまとめローンですが、他社借入額や件数が多すぎると貸し倒れリスクが高くなるためです。

他社借り入れに含まれる主な金融商品は、以下のとおりです。

• カーローン
• キャッシング
• 奨学金
• カードローン

どの程度他社借入件数があると審査落ちするとの基準は、各社開示していないものの、できる限り完済しておくのをおすすめします。

信用情報に問題がある

信用情報に問題があると判断された場合は、おまとめローンの審査に落ちやすくなります。

自身の信用情報には、前述した他社借入状況に加えて、クレジットカードやスマートフォン端末の分割払いなどの利用状況も記録されています。
上記の支払いに遅延や滞納の履歴が多いと、返済が滞る可能性が高いと判断されて、おまとめローンの審査には通過できません。

クレジットカードをはじめ、毎月支払いがある金融商品を利用している人は、期日に遅れないように心がけてください。

おまとめローンの審査に落ちにくくするコツ

おまとめローンの審査に通過したい人は、次のコツを実践しましょう。

• 毎月の支払いに遅延がないようにする
• 同時期・短期間に複数のローンを申し込まない
• 自身の信用情報を確認する
• 他社借入額・件数をできる限り減らす
• 申込時には正確な情報を入力する
• 審査通過率の高いおまとめローンにする

上記のコツをできる限り実践すれば、おまとめローンの審査に通過できる可能性を上げられるため、利用したい人はぜひ参考にしてください。

毎月の支払いに遅延がないようにする

毎月支払いのある金融商品を利用している人は、期日を守るようにしてください。

「信用情報に問題がある」の章で解説したとおり、各種ローン商品やクレジットカードなどの利用状況は、すべて信用情報に記録されています。
一度でも遅延や滞納をすると信用情報に履歴が残り、5年間は抹消されずにおまとめローンの審査で不利になります。

反対に金融商品の返済に遅れがないと、返済能力が高いと判断されやすいため、毎月の支払いに遅延や滞納がないようにしましょう。

同時期・短期間に複数のローンを申し込まない

同時期や短期間に複数のローンを申し込まないのも、おまとめローンの審査に落ちにくくする対策の一つです。

「審査に通過できるか不安」と考えて、短期間に複数のローンを申し込むと、お金に困っていると判断されて審査落ちするリスクがあります。
申し込んだ履歴は信用情報で把握され、最悪の場合どのおまとめローンの審査にも通過できなくなるケースもあるため注意が必要です。

同時期に複数のおまとめローンを申し込んで審査落ちした際は、6か月間経過して申し込んだ履歴が信用情報から抹消されるのを待ちましょう。

自身の信用情報を確認する

おまとめローンの審査に落ちたくない人は、自身の信用情報を確認するのもおすすめです。
信用情報に金融事故や遅延などの履歴がなければ、おまとめローンの審査に通過できる可能性が高い傾向があります。

自身の信用情報は以下の信用情報機関に依頼すれば、500〜1,000円程度で開示請求できます。

• CIC
• JICC
• 全国銀行個人信用情報センター

開示請求はWebで手続きができるため、簡単に自身の信用情報を確認できます。

おまとめローンの審査が不安な人は、信用情報の開示請求をして、審査に影響が出る履歴がないかをチェックしておきましょう。

他社借入額・件数をできる限り減らす

おまとめローンの審査に落ちたくない人は、他社借入額や件数をできる限り減らすようにしてください。
前述したとおり、他社借入額や件数が多いと審査落ちの原因となるため、できれば完済しておくのをおすすめします。

カーローンやカードローンなどの他社借入がある人は、3社程度までにしておくとおまとめローンを利用しやすいでしょう。
また、現在の借入額が年収の3分の1以下であれば、おまとめローンで複数の借り入れを一本化しやすくなります。

申込時には正確な情報を入力する

おまとめローンの申込時には、正確な情報を入力するように心がけてください。
申込時に入力した内容と信用情報、提出した書類との間で情報が異なると、どちらが正しいかわからず審査に影響が出るおそれがあります。

また、おまとめローンを利用したいからといって、虚偽の申告をすると審査で嘘が発覚して契約できません。

自身の収入や勤務先、他社借入状況などの情報は、事実を正確に入力すると審査に通過できる可能性を上げられます。

審査通過率の高いおまとめローンにする

おまとめローンを利用したい人は、審査通過率の高さで業者を選ぶ方法がおすすめです。
審査通過率が高いと開示しているおまとめローンに申し込めば、契約できるか不安な人でも利用できる可能性が高く、好条件で返済を続けられます。

おまとめローンを利用したいと考えている人は、審査通過率92.5％のまるっとローンを検討してください。
フォームやLINEから無料で相談できるため、おまとめローンを利用してお金の悩みを解決したいと考える人は、気軽に問い合わせてみましょう。

おまとめローンに審査落ちしたときの対処法

おまとめローンを利用したくても、審査落ちするケースも考えられます。審査落ちした場合は、以下の対処法を実践しましょう。

• 6か月以上経過してから再度申し込む
• 他社のおまとめローンを探す
• 借入先や法律事務所に相談する

それぞれの対処法を解説するので、おまとめローンの審査に落ちた人や、契約できなかったらどうしようと考える人は参考にしてください。

6か月以上経過してから再度申し込む

おまとめローンの審査に落ちた場合は、6か月以上経過してからもう一度申し込むのも選択肢の一つです。

一般的に審査落ちしたおまとめローンにすぐ申し込んでも、返済能力に大きな変化はないと判断されて契約できません。
ただし、6か月経過すれば審査落ちした履歴が抹消されるため、もう一度申し込んだ際に契約できる可能性があります。

6か月経過するのを待つ際は、審査落ちした原因を推測してできる限り改善していけば、おまとめローンを契約できる確率を上げられます。

他社のおまとめローンを探す

申し込んだおまとめローンの審査に落ちたときは、他社の同様のサービスを探すのも効果的です。
おまとめローンの審査基準は、各金融機関によって異なるため、申込内容が同じでも他社であれば契約できる可能性があります。

大手で審査落ちした場合は、柔軟な審査を実施している中小消費者金融や、各サービスを提供している業者がおすすめです。

「審査通過率の高いおまとめローンにする」の章で紹介した、まるっとローンも含めてさまざまな業者を比較してみましょう。

借入先や法律事務所に相談する

おまとめローンの審査に落ちたうえに、毎月の返済が苦しい人は、既存の借入先や法律事務所に相談してください。

既存の借入先に相談すれば限度額を増額したり、新規融資を停止する代わりに金利を下げたりなどの措置を受けられる可能性があります。

また複数の借り入れがあり、返済を続けるのが難しい場合は、司法書士や弁護士がいる法律事務所に相談するとよいでしょう。
借金問題であれば無料で相談を受け付けているケースも多いため、返済が苦しい人は法律事務所に問い合わせてください。

おまとめローンを選ぶ際のおすすめな選び方

おまとめローンを選ぶ際、どのような基準で選べばよいかわからない人もいるでしょう。おすすめの選び方は、次のとおりです。

• 金利の低さ
• すべての借り入れを一本化できるか
• 返済しやすいか

自身に合ったおまとめローンを選び、毎月のお金の負担を軽くしてください。

低金利がよいなら銀行のおまとめローンを選ぶ

おまとめローンを選ぶ際、金利の低さを重視する人は、銀行のおまとめローンがおすすめです。
銀行のローン商品は、他の金融機関と比較して金利が低く設定されているケースが多く、毎月の返済額を抑えたい人に向いています。

ただし、銀行のほうが一般的なおまとめローンよりも審査が厳しい傾向があるため、返済能力に自信がない人には不向きです。

低金利を希望するうえに、審査に通過できると考える場合は、銀行のおまとめローンに申し込みましょう。

すべての借り入れを一本化できるローンを選ぶ

利用するおまとめローンを選ぶときは、すべての借り入れを一本化できるローンを選びましょう。

おまとめローンによっては、利用対象外になる借り入れもあるため、申し込む前によく確認する必要があります。
とくに銀行のカードローンや、クレジットカードのショッピング利用が対象外になっているおまとめローンが多いため注意してください。

自身が一本化しようとしている借り入れが対象なのかわからない人は、申し込む前にサポートに問い合わせてみましょう。

自身が返済しやすいおまとめローンを選ぶ

申し込むおまとめローンを選ぶ際は、返済のしやすさも意識してください。
各金融機関で返済方法が異なるため、自身が希望する支払い方法が選べないこともあります。

たとえば、銀行引き落としで自動的に返済したいにもかかわらず、銀行振込しか選べない場合は、毎月支払う手間がかかります。

おまとめローンを申し込む前に返済方法を確認して、自身が毎月支払っていきやすいローンを選ぶようにしましょう。

おまとめローンの審査に関するよくある質問

おまとめローンの審査に関してよくある質問や回答をまとめました。

激甘なおまとめローンや審査に通りやすい銀行はあるのかなどが気になる人は、ぜひ参考にしてください。

審査激甘なローンや通りやすい銀行はある？

おまとめローンの審査が激甘、または通りやすいとされている銀行・金融機関はありません。
金融商品を利用する際は必ず審査が実施され、返済能力がないと判断されれば、おまとめローンの契約はできません。

比較的審査が柔軟とされている中小消費者金融でも、返済能力のチェックはおこなわれるため、誰でも契約できるわけではないと知っておきましょう。

審査が甘いローンランキングはある？

審査が甘いローンのランキングはありません。ローン商品の審査基準は各金融機関で異なるうえに、開示されていないため比べようがないでしょう。

ただし、銀行や大手消費者金融以外の金融機関は、比較的審査が柔軟だとされています。
審査に通過できるか不安な人は、銀行や大手消費者金融以外のおまとめローンに申し込んでください。

600万円の契約に成功した例はある？

600万円のおまとめローンの契約に成功した事例は、あると想像されます。
実際に上限借入額を800万円や1,000万円などに設定しているおまとめローンもあるため、600万円を一本化できた人はいるでしょう。

おまとめローンで600万円の契約を成功させるコツや、審査に通過できる人の特徴などを知りたい人は、下記の記事を参考にしてください。

おまとめローンで600万円の契約は成功できる？審査に通過するコツも解説

まとめ｜おまとめローンは審査落ちする理由を避ければ契約できる！

おまとめローンのメリットやデメリット、審査落ちする人の特徴や契約しやすくするコツなどを解説しました。

複数の借り入れを一本化できるおまとめローンの審査に落ちる人の特徴は、次のとおりです。

• 収入が安定していない
• 返済能力が十分ではない
• 他社の借り入れを滞納している
• 他社借入額・件数が多い
• 信用情報に問題がある

上記の特徴に当てはまらないようにすれば、おまとめローンの審査に通過できる可能性を上げられます。

複数の借り入れをまとめたい人は、本記事で解説した審査落ちしにくくするコツや、ローンの選び方などを参考に、おまとめローンに申し込みましょう。

また、おまとめローンを契約できるか不安、審査落ちしたくないと考える人は、通過率92.5％のまるっとローンを検討してください。