複数社の借り入れを一本化したいと検討する際、「りそな銀行のおまとめローンは利用できるのだろうか」と考える人もいるでしょう。
普段から利用している、家の近くに支店があるなどの理由で、りそな銀行のおまとめローンを利用したいと思うときもあるのではないでしょうか。

5大メガバンクの一つ、りそな銀行にはおまとめ専用のローンはなく、一本化するのであればフリーローンの利用がおすすめです。

本記事では、りそな銀行のフリーローンの基本情報や審査基準、メリットや向いている人の特徴などを解説します。
現在複数社からの借り入れがあり、一本化して毎月のお金の負担を減らしたいと考えている人は、ぜひ参考にしてください。

りそな銀行におまとめ専用のローンはない

前述したとおり、りそな銀行におまとめ専用のローン商品はないため、借り入れを一本化したいのであればフリーローンへの借り換えがよいでしょう。

おまとめと借り換え、カードローンとフリーローンとの違いを解説します。

複数の借り入れをまとめるなら借り換えがおすすめ

複数社からの借り入れを一本化したいのであれば、おまとめローンの他に借り換えるのも選択肢の一つです。

借り換えて今までの金利より低い利率になれば、毎月のお金の負担を減らせて、総返済額を減額できる可能性があります。
すべての借り入れを一つのローン商品にまとめられれば、返済日も1日のみになるため、お金の管理が楽になるといった点も借り換えのメリットです。

現在複数社からお金を借りており、毎月の支払いが厳しい、返済負担を軽くしたいと考えている人は、積極的に借り換えを検討してください。

借り換えとおまとめローンの違い

借り換えとおまとめローンの主な違いは、次のとおりです。

	借り換え	おまとめローン
金利	商品による	下げられることが多い
返済期間	通常	長めに設定可能
審査基準	通常	厳しい傾向がある
追加の借り入れ	カードローンは可能	不可
借入先	1社〜	複数社
総量規制	対象	対象外

上記のとおり借り入れとおまとめローンは、返済期間の長さや審査基準、追加の借り入れができるかなどの違いがあります。

借りグセがあって本気で完済したいと考える人は、追加の借り入れができないおまとめローンがおすすめです。
審査に通過できるか不安、住宅ローンもまとめたいと考えている人は、柔軟な審査をしているおまとめ専用のまるっとローンを検討しましょう。

カードローンとフリーローンの違い

カードローンとフリーローンの主な違いは、以下のとおりです。

	カードローン	フリーローン
金利	商品による	カードローンより低い傾向
用途	自由	自由
返済期間	借入額による	借り入れ時に決定
追加の借り入れ	可能	不可

カードローンは、契約時に決められた限度額内であれば自由に借り入れができますが、フリーローンは一度のみの融資のため追加でお金は借りられません。
自由度が高いカードローンは、急な出費に備えられて便利な一方、ついお金を借りすぎてしまうリスクがあります。

フリーローンは大きな資金が必要で、一度に借り入れを済ませられる点がメリットですが、緊急時の資金調達には不向きです。

それぞれメリットとデメリットがあるため、申し込み前にどちらが自身にとってよいか、よく検討しましょう。

おまとめ用にするならりそな銀行のフリーローン

りそな銀行で複数の借り入れを一本化するのであれば、フリーローンがよいでしょう。
解説したとおり、りそな銀行にはおまとめローンがないうえに、フリーローンであれば追加の借り入れができないため、返済に集中できます。

りそな銀行のフリーローンの基本情報や審査基準、返済方法などを解説します。

りそな銀行フリーローンの基本情報

りそな銀行のフリーローンの基本情報は、次のとおりです。

商品名	りそなプレミアムフリーローン
金利	1.7〜14.0％
借入額	10〜1,000万円
返済期間	1〜10年
返済方法	元利均等払い
返済日	契約時に選択

参照元：りそな銀行

りそな銀行のフリーローンは、最大1,000万円まで借り入れができて、消費者金融よりも金利が低い点が大きなメリットです。
また、申し込みから契約までWebで完結するため、りそな銀行の窓口に行かなくてもお金を借りられます。

複数社の借り入れをまとめたいと考えている人は、条件のよいりそな銀行のフリーローンが、有力な選択肢の一つになるでしょう。

りそな銀行フリーローンの審査基準

りそな銀行の申込条件は、次のとおりです。

• りそな銀行の営業エリア内に住んでいる、または勤務している人
• 申込時の年齢が20歳以上、70歳未満の人
• 最終返済時の年齢が80歳未満の人
• 継続安定した収入がある人（学生不可）
• 指定の保証会社の保証を受けられる人

参照元：りそな銀行

年齢の条件を満たしており、毎月安定した収入があれば幅広い人が利用できます。
学生は利用できませんが、アルバイトやパートでも毎月安定した収入があれば申し込めて、お金を借りられます。

審査基準は開示されていないものの、通常のローン商品と同様に特別に厳しいわけではなく、返済能力があると判断されれば契約できるでしょう。

りそな銀行フリーローンの金利

りそな銀行のフリーローンの金利や諸費用は、以下のとおりです。

金利方式	全期間固定
利率	1.7％、2.0％、3.0％、4.0％、5.0％、6.0％、9.0％、12.0％、14.0％のいずれか
金利特典	住宅ローンを利用している人は、-0.5％
保証料	金利に含まれる
手数料	なし

参照元：りそな銀行

審査の結果に応じて、適用される金利が決定します。
複数社の借り入れをまとめる際は、現在より金利を下げられれば毎月のお金の負担を軽減できます。

りそな銀行のフリーローンをおまとめに利用したいと考えている人は一度申し込んで、適用される金利がどの程度なのかを確認してもよいでしょう。

りそな銀行フリーローンの返済方法

りそな銀行フリーローンの返済方法は、毎月の自動引き落としです。返済日は契約時に自身で選んで設定できます。

また繰上返済は、アプリやWebのマイページ、店頭で自由にできるため、手元のお金に余裕がある際、気軽にいつでも支払いが可能です。
繰上返済をおこなうと元金を減らせて、支払う利息を抑えられるうえに、返済期間を短くできます。

スマートフォンやパソコンがあれば手軽に支払いができるため、資金に余裕がある際は、積極的に繰上返済をするとよいでしょう。

申し込みに必要な書類

りそな銀行のフリーローンに申し込む際、必要になる書類の一覧は次のとおりです。

本人確認書類	収入証明書
運転免許証 マイナンバーカード パスポート 各種健康保険証 在留カード	源泉徴収票 住民税決定通知書 課税証明書 確定申告書

本人確認書類は必須で、収入証明書は51万円以上の契約をする際に必要になります。
書類はWebに画像をアップロードする形式で提出でき、窓口まで行く手間がかからず簡単にできます。

提出する書類と申込内容が異なると審査落ちの原因になるため、入力する際は住所や年収などを間違えないようにしてください。

フリーローンに借り換えたときのシミュレーション

りそな銀行のフリーローンに借り換えた場合、返済額がどうなるのかのシミュレーションは、次の表を参考にしてください。

	借り換え前	借り換え後
借入額	合計100万円	100万円
金利	平均17.0％	12.0％
返済期間	36か月	36か月
毎月の返済額	35,652円	33,214円
総返済額	1,283,483円	1,195,696円

※返済方式によって金額が異なる場合があります。

借り換えて金利を下げられれば、毎月の返済額が2千円程度、総返済額で9万円程度減額できることがわかります。

ただし、金利を下げられて毎月の返済額を減らせた場合でも、返済期間が長くなると総返済額が増える可能性もあるため注意が必要です。
借り換える際は毎月の返済額に加えて総返済額を確認し、お金の負担を軽くできるのかをチェックしましょう。

りそな銀行フリーローンのメリット・デメリット

りそな銀行のフリーローンには、メリットもあればデメリットもあります。

両方を把握したうえで利用したいと考える人は、りそな銀行のフリーローンに申し込みましょう。

メリット

りそな銀行のフリーローンの主なメリットは、次のとおりです。

• 申し込みから契約までWeb完結
• 繰上手数料無料
• 公式アプリで残高を管理できる
• 利用残高でポイントが貯まる

店頭の窓口まで行く必要がなく、スマートフォンやパソコンで契約できる点が、りそな銀行フリーローンのメリットです。

また公式アプリで簡単に残高の確認ができ、繰上返済をいつでも無料でできる点も魅力でしょう。

デメリットと比較してメリットのほうが多いと感じる人は、おまとめ用にりそな銀行のフリーローンを活用しましょう。

デメリット

りそな銀行のフリーローンのデメリットは、次のようなものがあります。

• 学生は利用できない
• 追加の借り入れができない
• 審査が消費者金融よりも厳しい

フリーローンは一度の融資のみで、追加の借り入れができないため、急な出費に備えたい場合には向いていません。

また一般的に銀行のフリーローンは、消費者金融のローン商品よりも審査が厳しいとされており、契約できるか不安な人にも不向きです。

デメリットを知ったうえで、りそな銀行のフリーローンに申し込むかを検討しましょう。

ローンを借り換えておまとめしたほうがよい人・しなくてもよい人

りそな銀行のフリーローンに借り換えて、おまとめしたほうがよい人もいれば、別の金融商品を申し込んだほうがよい人もいます。
おまとめしたほうがよい人の特徴が当てはまる場合は、りそな銀行のフリーローンに申し込んでみましょう。

借り換えたほうがよい人

りそな銀行のフリーローンに借り換えたほうがよい人の特徴は、以下のとおりです。

• 現在契約中のローン金利が高いと感じている人
• 毎月のお金の負担を軽くしたいと考えている人
• ついお金を借りすぎてしまう人

りそな銀行のフリーローンの金利は低めのため、現在利用しているローンの金利が高いと感じている人におすすめです。

また、りそな銀行のフリーローンを利用して借り入れをまとめられる人は、毎月のお金の管理が楽になります。

借りグセがありついお金を借りすぎてしまう人も、追加の借り入れができないりそな銀行のフリーローンに借り換えたほうがよいでしょう。

借り換えないほうがよい人

りそな銀行のフリーローンに、借り換えないほうがよい人の主な特徴は次のとおりです。

• 自由度高く借り入れをしたい人
• 信用情報に不安がある人
• 収入が不安定な人

自由度高く急な出費の度にお金を借りたい人は、銀行や消費者金融のカードローンを利用したほうが、手間がかかりません。

また信用情報に不安がある、収入が不安定などの人は、審査落ちする可能性が高いため、りそな銀行のフリーローンは避けたほうがよいでしょう。
審査落ちする可能性がある、契約できるか不安と感じる人は、審査通過率92.5％のまるっとローンの無料相談を活用してください。

りそな銀行フリーローンの口コミ・評判

りそな銀行のフリーローンの申し込みを検討する際、実際の利用者の口コミや評判を見てみたいと考える人もいるでしょう。

インターネット上で見かけた、りそな銀行のフリーローンのよい口コミや悪い評判を紹介します。

よい口コミ・評判

【借入金利】

基本的に金利が安いということで決めました。銀行のローンなので低めですね。その方が返しやすいので良いです。

【サービスの質】

基本的に説明は丁寧でしたし、大手なので信頼感がありました。

引用：価格.com

【借入のしやすさ】

銀行ローンなので、イメージ通りかと、ただバイトなのに通ったので比較的優しいかと思われます

引用：価格.com

りそな銀行に口座があり、あれば店舗に行かなくても手続きが出来るということで申し込みをしました。

審査は本当に早く、１日もかからず結果の連絡が来て無事借りれるということで安心しました。

スタッフの方の対応はとても良かったですよ。

引用：価格.com

上記の口コミは、実際にりそな銀行からお金を借りた人たちの実際の書き込みです。

金利が低くスタッフの対応が丁寧な点に満足している様子が見て取れます。
また審査が早い、大手なので安心できるなどの点も満足しており、りそな銀行を高く評価していることがわかります。

低金利でスタッフの対応のよさを求める人は、りそな銀行のフリーローンを検討するとよいでしょう。

悪い口コミ・評判

審査自体は普通ですが、時間は結構かかりました。ネット銀行などはすぐのところが多いですが、私の場合は数日かかった記憶があります。

引用：価格.com

りそな銀行に口座を持っていなかったので一週間はかかりました。仮審査の結果だけなら翌日にはきたと思います。

引用：価格.com

金利はかなり低いです。

しかしその分審査は厳しく、年収400万以上の正社員でりそな銀行の営業エリア内に住んでいないと通りません。

申し込んでから審査結果が出るまで10日前後かかるので、急ぎの方には不向きですね。

引用：価格.com

上記の口コミも実際にりそな銀行を利用した人が書き込んでいる投稿です。

借り入れまでに時間がかかる、審査が厳しいなどの点に不満を抱いていることがわかります。
りそな銀行をはじめ、銀行のローン商品は消費者金融と比べると慎重な審査が実施され、基準が厳しいうえに融資までに時間がかかる傾向があります。

今すぐにお金を借りたい、審査に通過できるか不安と考える人は、銀行以外からお金を借りたほうがよいでしょう。

おまとめ用｜りそな銀行フリーローンの申し込み方法

複数社の借り入れをりそな銀行のフリーローンでまとめる方法・手順を解説します。

りそな銀行のフリーローンを検討している人は、ぜひ参考にしてください。

申し込み・仮審査

まずはりそな銀行の公式サイトにアクセスし、「りそなフリーローン（無担保型）」のページを開いてください。
審査に通過できるか不安な人は、簡易的に借り入れ可能かを診断できる「借入れ10秒診断」を利用しましょう。

ローン商品の審査は、仮審査・本審査の2段階で返済能力をチェックされる流れが一般的です。

仮審査に申し込む前に利用条件や金利などを確認して、問題ないと判断すればりそな銀行のフリーローンの仮審査を申し込みましょう。
申込内容に不備がなければ、1〜2営業日程度で仮審査の結果がメールで届きます。

本審査

仮審査に通過したら、借入可能額や条件などが提示されます。提示された条件でよければ、そのまま本審査に申し込んでください。

本審査に申し込んだあと、自宅や勤務先に在籍確認の電話がくる可能性があるため、対応できるようにしておきましょう。

1週間程度で本審査の結果が届き、通過した場合は正式な借入可能額や適用金利の条件提示があります。

契約手続き

本審査に通過して、提示された条件でよければ契約手続きに進みます。

りそな銀行の窓口に行かなくても。Webで手軽に契約手続きができるため、忙しい人でも利用しやすいでしょう。
休日でも契約手続きができ、平日が仕事の人も問題なく契約できます。契約が成立したら、自身のりそな銀行の口座に入金されます。

りそな銀行の口座がない人は、契約の手続き時に口座開設が必要なため、融資までさらに時間がかかると把握しておいてください。

りそな銀行のおまとめローンに関するよくある質問

複数の借り入れのおまとめにも利用できる、りそな銀行のフリーローンに関するよくある質問や回答をまとめました。

審査が甘いのかや契約までにかかる日数などが気になる人は、ぜひ参考にしてください。

フリーローンに落ちる理由は？

フリーローンに落ちる主な理由は、次のとおりです。

• 収入が安定していない
• 勤続年数が短い
• 他社からの借り入れが多い
• 信用情報に問題がある

反対に上記の特徴が当てはまらなければ、フリーローンの審査に通過できる可能性は高くなります。

会社員や公務員は毎月の収入が安定しているため、フリーローンの審査には通過しやすいでしょう。

カードローンのほうが審査は甘い？

一般的にカードローンよりフリーローンのほうが審査は甘いとされています。
カードローンは限度額内であれば自由に借り入れができるため、一度のみの融資のフリーローンより審査が厳しくなります。

審査が甘いほうを希望するのであれば、フリーローンを利用したほうがよいでしょう。

フリーローンの仮審査・本審査にかかる日数は？

りそな銀行のフリーローンの仮審査、本審査にかかる日数は以下のとおりです。

• 仮審査：1〜2営業日
• 本審査：1週間程度

上記のとおり即日融資には対応しておらず、今すぐお金を借りたい人にりそな銀行のフリーローンは向いていません。

りそな銀行の口座がない人はさらに時間がかかるため、急いでお金を借りたいと考えている人は、早めに申し込む必要があります。

まとめ｜りそな銀行でおまとめするならフリーローンを検討しよう

りそな銀行でおまとめ用に利用できるフリーローンの基本情報や審査基準、メリットやデメリットなどを解説しました。

複数の借り入れを一本化するのにも利用できるりそな銀行のフリーローンは、金利を下げられれば毎月のお金の負担を軽減できる可能性があります。
ただし、必ずしも経済的な負担を軽くできるわけではないため、審査結果で提示された金利や借入可能額を確認してください。

また、りそな銀行をはじめとした銀行のローン商品は、審査が厳しい傾向があります。

他社借入が多くて契約できないかもしれない、自営業で審査に通過できるか不安と感じる人は、審査通過率92.5％のまるっとローンを活用しましょう。