- 2025.01.08
- 2025.01.08
太陽光発電は住宅ローンにまとめられる!支払い負担を減らすテクニックも紹介
マイホームに太陽光発電システムを導入すれば自家発電が可能になり、エコな暮らしを実現できます。しかし、設置時のローン返済が想像よりも大きな負担となってしまい困っているという人も少なくありません。
太陽光発電のローンは住宅ローンと一本化することで、返済の負担を軽減できるのです。太陽光発電の導入に使用するローンと住宅ローンをまとめる方法やメリットをわかりやすく解説します。
ローンの返済や管理をスムーズにしたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
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太陽光と住宅ローンはまとめられる!
太陽光発電システムを導入する際のローン支払いは住宅ローンにまとめられます。
国税庁は租税特別措置法に基づき、「住宅用家屋と一体として取得した電気設備等の付属設備の取得対価」、即ち太陽光発電等の導入費用が、新築マイホームの費用項目として充てられると発表しており、基本的に住宅ローンに含むことができると考えてよいでしょう。
ただし、これはマイホームの新築時に限られている点に注意してください。既存のマイホームに太陽光発電を後付けするケースでは、既に契約している住宅ローンとの合算が不可能となってしまいます。
後付けの太陽光発電の導入では別途ソーラーローンなどを契約することになりますが、おまとめローンの利用で住宅ローンの返済と一本化することは可能です。
参考:国税庁「住宅用家屋の新築等の対価又は増改築等の費用の範囲」
【ケース別】太陽光発電で利用できるローンの種類3つ
太陽光発電システムの導入にはまとまった費用がかかるため、ローンの活用は一般的な選択肢といえます。まずは太陽光発電で利用できる主なローンを把握しましょう。
【太陽光単体の場合】ソーラーローン
ソーラーローンは、太陽光発電システムの導入に特化したローン商品です。主に、既存のマイホームに太陽光発電システムを後付けで導入する場合に利用されます。
ソーラーローンの特徴としては、一般的なカードローンやリフォームローンに比べて金利が低い点が挙げられます。長期返済が可能な点や、頭金がなしでも審査に通りやすい点も特徴的です。
既にマイホームを持っている人が太陽光発電を導入したい場合には、ソーラーローンは最適な選択肢の一つとなるでしょう。
【新築時にまとめて導入の場合】住宅ローン
マイホームを新築するケースでは、太陽光発電の設置費用を住宅ローンに合算できる場合があります。新築と同時に太陽光発電システムを設置することが条件です。このため、後から追加で設置する場合には、この方法は利用できません。
新築時に太陽光発電を導入する予定がある場合は、費用を住宅ローンにまとめるため早めに金融機関に相談しましょう。
【新築後でも大丈夫!】おまとめローンに借り換え
新築後に太陽光発電システムを設置した場合や、住宅ローンとソーラーローンを別々に契約している場合、おまとめローンを利用することで、返済を一本化できる可能性があります。
おまとめローンとは、複数のローンを一本化するための借り換え専用ローンです。新規の審査が必要ですが、契約することができれば返済負担や管理の手間を軽減できる可能性があります。
おまとめローンを検討する際には、まず現在のローンの金利や条件を詳細に確認し、借り換え後のメリットをしっかりとシミュレーションすることが大切です。
太陽光と住宅ローンをまとめるメリット
太陽光発電を住宅ローンにまとめることで、次の3つのメリットが期待できます。
- 月々の返済負担を軽減できる
- 返済の管理がラクになる
- 金利を下げられる可能性がある
月々の返済負担を軽減できる
ソーラーローンを住宅ローンにまとめることで、月々の返済負担を軽減できる可能性があります。各種のローンには約定返済額という毎月の返済金額が定められているため、ローンごとにこの金額をきっちり支払わなければなりません。
ソーラーローンと住宅ローンはそれぞれ別のローンのため、個別に約定返済額のぶんを支払う必要がありますが、おまとめローンなら単一の約定返済額ぶんの金額を支払うだけでよくなります。
おまとめローンの約定返済額が、ソーラーローンと住宅ローンの金額を合算したよりも安価であれば、月ごとの返済負担を軽減できるでしょう。おまとめローンを検討する前に、自分が借りているローンの約定返済額を確認することが大切です。
返済の管理がラクになる
ソーラーローンを住宅ローンにまとめることで、返済管理が格段に簡単になります。複数のローンを同時に抱えている場合、それぞれの返済日や金利条件を把握し続ける必要がありますが、一本化によって整理が可能です。
また、返済日が一つに統一されることで、支払い忘れのリスクを減らすことができ、家計管理がスムーズになるといったメリットもあります。取引金融機関を一つに集約できるため、返済残高や返済履歴の確認も容易です。
返済の手間を減らし、管理をシンプルにしたいと考える方は、金融機関が提供するおまとめローンを検討することで、負担の軽減を目指しましょう。
金利を下げられる可能性がある
ソーラーローンを住宅ローンにまとめることで、ローンの金利を下げられる可能性があります。一般的に住宅ローンや、住宅ローンを前提としたおまとめローンの金利は他のローンよりも低く設定されているためです。
ただし、おまとめローンで後から住宅ローンとソーラーローンをまとめる場合には注意が必要です。ソーラーローンの金利が元々低い傾向にあるため、実際にお得になるかどうかはケースバイケースとなります。
新築後に太陽光発電システムをマイホームに導入した人は、自身のローン条件を見直し、金融機関ごとに提供されているおまとめローンの条件を比較検討してみましょう。
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太陽光と住宅ローンをまとめる際の注意点
太陽光発電の導入に使用したソーラーローンと住宅ローンをまとめる際には、次の3点に注意しましょう。
- 審査に通る必要がある
- 金利上昇のリスクに注意する
- 利用できないケースがある
審査に通る必要がある
おまとめローンでソーラーローンを住宅ローンにまとめるには、金融機関の審査に通ることが欠かせません。ローン審査では、返済能力や信用情報が詳細に評価されます。
審査の結果によっては希望通りの条件でローンをまとめられないケースもあります。過去に消費者金融などの延滞をおこなっている場合は注意が必要です。
住宅ローンの審査基準については次の記事でも詳しく解説しています。ぜひあわせてご覧ください。
住宅ローン審査の基準を徹底解説!審査通過までの流れや落とされる理由も解説
金利上昇のリスクに注意する
おまとめローンを利用する場合は、金利上昇のリスクについて理解しておくことが重要です。変動金利型のローンでは将来的に金利が上昇すると返済額が増加する可能性があるため、慎重な判断が求められます。
基本的に住宅ローンの金利は低金利に設定されていますが、今後上昇しないという保証はありません。仮に金利が上昇すれば、月々の返済額が上昇してしまい、支払総額も増えてしまうでしょう。
特に、固定金利のローンを変動金利のおまとめローンに借り換える際には注意が必要です。自身のローンの金利システムをしっかりと把握したうえで、おまとめローンの利用を検討しましょう。
利用できないケースがある
住宅ローンとソーラーローンをまとめる手段は魅力的ですが、利用できないケースがあることには留意しましょう。まず、新築でなければ住宅ローンへの太陽光発電システム導入費用組み込みができないことが代表的な例となります。
後付けの太陽光発電システム導入で利用できるのはおまとめローンとなりますが、こちらもすべてのケースで利用できるわけではありません。おまとめローンを提供している金融機関は限られているのです。
加えて、仮におまとめローンを提供していても、住宅ローンやソーラーローンを対象にしているとは限りません。自身のニーズに沿ったおまとめローンを探す際には、専門家への相談も検討しましょう。
まるっとローンでは、住宅ローンやおまとめローンに関する相談を承っております。ローンのお悩みがありましたら、ぜひまるっとローンへご相談くださいませ。
太陽光発電でローンの支払い負担を減らすコツ
太陽光発電を導入している場合、普通のマイホーム購入よりも費用負担は重くなってしまうものです。ローンの支払いも一苦労となってしまいますが、次のコツを利用することで負担を軽減できるようになります。
- 売電収入を返済に利用する
- 繰上返済で利息を減らす
売電収入を返済に利用する
太陽光発電をマイホームに導入すると、余剰電力を売電して収入を得られるようになります。この売電収入をローン返済に充てることで、家計負担を軽減することが可能です。
売電収入は、固定価格買取制度(FIT)によって10年間の収益性が国から保証されています(10kW未満の発電の場合)。売電価格が一定期間は確実に得られるかたちとなるため、収入をローンの返済計算に組み込みやすくなるでしょう。
ただし、FITが継続するのは10年間です。ローンの返済が済む前に終わってしまうケースがほとんどでしょう。FITの終了後も売電は可能ですが、価格が下落してしまう可能性もあります。
売電収入に頼りすぎず、あくまで「ローンの返済補助」として扱うことが大切です。
参考:資源エネルギー庁「買取価格・期間等(2024年度以降)」
繰上返済で利息を減らす
ローンの繰り上げ返済をおこない、利息を減らすことも検討してみましょう。安定収入が確保されているうちにローン残債を減らせば元金が減少するため、総支払利息を削減できます。
特にFIT期間中には安定した売電収入を得られるため、計画的な繰上返済を手助けすることも可能です。
また、FIT期間中または終了後に太陽光発電システムの設備を売却することも検討してみましょう。売却益をローンの繰上返済に充てることができます。太陽光発電の設備には維持費用もかかるため、利益を得にくくなるタイミングでの売却も有効です。
太陽光導入や住宅ローンでよくある質問
太陽光発電はやめたほうがいい?
太陽光発電の導入はリターンが多い一方リスクもあるため、個々の状況に応じた判断が必要です。
太陽光発電の導入におけるリスクとしては、FITが終了した後に売電価格が下がる点が挙げられます。長期的な売電での収益獲得は難しいケースもあるでしょう。定期的なメンテナンス費用や自然災害や故障時の修理費用も発生する可能性も否めません。
一方で、リターンとしては、FIT期間中の安定した売電収入や、電気の自家消費による電気料金の削減効果が挙げられます。電気の自家消費は環境にも優しいため、エコな生活を心がけたい人にはおすすめです。
太陽光発電システムを導入するべきかどうかは、費用対効果や自分の家計状況・ニーズによって変わります。加えて住宅の条件(屋根の広さや日当たりなど)によっても適切・不適切が異なるため、お悩みの際にはまずはハウスメーカーなどの専門家に相談しましょう。
蓄電池は必要?
必須ではありませんが、電力の自家消費を意識する場合にはおすすめの選択肢となります。太陽光発電システムに連動した蓄電池は、余剰電力を蓄えることができるため、夜間や停電時でも問題なく自家発電した電気を使用できるのです。
蓄電池の利用は日中の電気ロス防止にもつながるため電気の自家消費率を高めることができ、電気料金の削減につながります。停電時の備えにもなるため、防災面でも大きなメリットとなるでしょう。
また、FIT終了後の太陽光発電システムの活用方法としても蓄電池は有効です。電気の売電から自家消費にシフトすれば、収益の代わりに電気料金の節約というメリットを得られるようになるため、太陽光発電の強みを生かし続けられます。
おまとめローンの審査に通らない原因は?
おまとめローンの審査に通らない原因としては、返済能力の不足や信用情報の問題が挙げられます。収入が安定していない場合や過去に延滞・債務整理がある場合、審査で不利になることは否めないでしょう。
さらに、短期間に複数のローンを申し込む「多重申し込み」と見なされる行為も、審査落ちの原因となります。ローンを借りられないからといって複数の金融機関に申請をすると、かえって損をすることになる点に注意しましょう。
おまとめローンの審査にお悩みの際には、まるっとローンへご相談ください。
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まとめ|住宅ローンと太陽光をまとめて支払い負担を減らそう
住宅ローンとソーラーローンを一本化できれば、返済の管理が楽になるだけでなく、金利を抑え、月々の負担を減らせる可能性があります。しかし、住宅ローンへの一本化には新築時に限られ、おまとめローンには別途の審査が必要です。
ローンの一本化が難しい場合でも、売電収入を活用した返済や繰上返済をおこなうことで、支払い負担を軽減する方法があります。太陽光発電システムの売却益をローン返済に充てる、といった選択肢も検討してみましょう。