- 2025.05.06
- 2025.05.06
おまとめローンは他社解約なしでも使える?利用条件や注意点を徹底解説
おまとめローンは複数の借入を一本化して返済負担を軽減できるローン商品ですが「他社解約なしでも使える?」と気になっている人は多いでしょう。
金融機関ごとに対応や利用条件が異なるため、事前の確認が大切です。
本記事では、おまとめローン利用時の他社解約の有無や解約が求められる理由を詳しく解説します。
また、他社解約なしで利用する際の注意点や契約の流れも紹介するので、おまとめローンについて詳しく知りたい方はぜひ参考にしてください。
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おまとめローンは他社解約なしで利用できる?
おまとめローン利用時は他社解約が必要になるケースが多い傾向にありますが、全ての金融機関で他社解約が必要なわけではありません。
本章では、おまとめローン利用時の他社解約の有無について詳しく解説します。
原則は「他社解約あり」だが例外もある
おまとめローンの契約後は、対象の他社ローンをすべて解約するのが一般的ですが、例外もあります。
一部の金融機関では他社解約なしでも利用できる場合もあるため、おまとめローン利用時は検討している金融機関の条件をしっかり確認するようにしましょう。
金融機関ごとに対応差がある
おまとめローンの他社解約の条件は、金融機関ごとに大きく異なります。
大手メガバンクや一部の地方銀行では厳密に他社ローンの解約を義務づけている傾向がありますが、消費者金融系や信販会社系では他社解約なしでも利用できるケースがあります。
利用する金融機関によって対応に差があるため、おまとめローン利用時は契約条件などを良く確認しておきましょう。
また、以下では、おまとめローンの他社借入が禁止されている金融機関利用時に契約を違反した際のリスクについて詳しく解説しています。
気になる方はぜひチェックしてみてください。
おまとめローン後の他社借入はバレる?バレる理由とリスクを解説
そもそもおまとめローンとは?
おまとめローンについて理解しているつもりでも「詳しい特徴がよく分からない」という方も多いでしょう。
本章では、以下の3つに分けておまとめローンの特徴について解説します。
- おまとめローンの仕組み
- おまとめローンのメリット
- おまとめローンのデメリット
おまとめローンの利用前に特徴を把握し、後悔のない借入ができるようにしましょう。
おまとめローンの仕組み
おまとめローンは、複数の金融機関からの借り入れを1つにまとめて返済していく仕組みです。
利用者はおまとめローンを提供する金融機関で新たにローン契約を結び、その借入金で既存の借入先に全額返済します。
その後は、基本的におまとめローンを契約した1社に対して返済を続ける形になります。
おまとめローンのメリット
おまとめローンの最大のメリットは、ローンを1本にまとめることで返済の管理が楽になる点です。
複数の借入先があると返済日や金額を把握するだけでも手間がかかりますが、1社にまとめることで管理の手間が激減されるため、特に忙しい方にとって大きな利点です。
また、金利面で有利になる場合も多く、高金利なカードローンを複数抱えていた場合は低金利のローンにまとめることで月々の返済額が軽減される可能性があります。
さらに、借入件数が減ることで信用情報の印象も改善される傾向にあり、将来的に住宅ローンなどの新たな融資を検討する際にも有利になることがあります。
心理的にも「借金が減った」という安心感が得られやすく返済計画も明確にできるため、利用時のメリットが多い商品です。
おまとめローンのデメリット
おまとめローンには、デメリットも存在します。
まず、おまとめローンは複数の借入先をまとめるため、借入額が大きくなる傾向にあります。
そのため、審査が厳しくなりやすく、特に信用情報に延滞記録がある場合や年収と借入額のバランスが悪い場合には、審査落ちのリスクも否定できません。
さらに、おまとめローンは資金使途が他社借入の返済専用に限定されるため、他の目的での借入は原則できません。
そのため、緊急で資金が必要になった場合は新たな借入が制限される点に注意が必要です。
良い面だけでなく悪い面も把握したうえで、慎重に検討しましょう。
以下記事ではおまとめローンについて詳しく解説していますので「もっと知りたい」という方はぜひ参考にしてください。
おまとめローンとは?借金をまとめる時の注意点や選ぶ時のポイントを解説
おまとめローンで他社解約が求められる理由3選
おまとめローンで他社解約が求められるのは、以下のような理由があるためです。
- 借り過ぎてしまう恐れがあるから
- 精神的な負担が増えるから
- 信用情報に悪影響を与えるから
それぞれ詳しくみていきましょう。
借り過ぎてしまう恐れがあるから
おまとめローンで他社解約が求められる理由のひとつが、利用者が借りすぎてしまう恐れがあるためです。
おまとめローンの本来の目的は、返済の一本化によって返済負担を軽減し、多重債務状態からの脱却を目指すことです。
しかし、おまとめローン利用後も他社のローン契約を解約せずにそのままにしておくと追加の借入ができる状態のため、借金を増やしてしまうリスクが生じます。
追加借り入れするとおまとめローンの利用前より返済負担が増える恐れがあるため、他社ローンの解約を条件にしている金融機関が多い傾向にあります。
精神的な負担が増えるから
おまとめローンで他社解約が求められる理由には、精神的な負担を増やすリスクがあるためです。
借入先が複数あると返済日がバラバラだったり毎月の管理が煩雑になったりするため、精神的な負担が大きくなりがちです。
さらに、いつでも借入できる安心感がある一方で借金を増やす大きなリスクにつながりやすく、気持ちの面で不安定になりやすい状態といえます。
そのため、精神的安定を得るうえでも、他社解約は重要なステップといえるでしょう。
信用情報に悪影響を与えるから
信用情報に悪影響を及ぼす点も、おまとめローンで他社解約が求められる理由のひとつです。
信用情報とは個人のローン契約や返済状況などの履歴が記録されたデータのことで、クレジットカードや住宅ローンの審査時に必ず参照されます。
複数の借入先が残っている状態では多重債務者とみなされ、金融機関からの評価が低くなります。
たとえ返済をきちんと行っていたとしても借入件数が多いとマイナスな印象を与え、今後のローン審査に影響を与える可能性が高まるでしょう。
そのため、おまとめローンを利用して借入件数を減らすことは、将来の資金計画にとってもプラスとなります。
おまとめローンを他社解約なしで利用する際の注意点
おまとめローンを提供している金融機関の中には、他社解約なしで利用できる場合もあります。
しかし、おまとめローンを他社解約なしで利用する場合は、以下の点に注意が必要です。
- 他社での借入はできるだけ控える
- 全ての借入をまとめられるわけではない
- 借入時は返済計画をしっかり立てる
それぞれ詳しく解説します。
他社での借入はできるだけ控える
他社ローンの解約なしでおまとめローンを利用できる場合でも、借入はできるだけ控えるのがおすすめです。
おまとめローンは総量規制対象外の商品のため、他社解約なしの場合でも新たな借入は可能です。
しかし、返済を一本化しても元のカードローンから再度借入ることで返済計画が難しくなり、気づかないうちに借入残高が膨らんで多重債務に陥る危険性があります。
そのため、おまとめローンで他社解約が必須ではない場合でも借入はできるだけ避け、計画的に返済できるようにしておくことが大切です。
全ての借入をまとめられるわけではない
おまとめローンは、全ての借入をまとめられるわけではありません。
おまとめローンの対象になるのは基本的に、無担保の消費者ローンやカードローンです。
住宅ローンや自動車ローン、教育ローンなどの担保付きのローンは対象外となるケースが多く、まとめたくてもまとめられない場合があります。
また、金融機関によっては対象とするローンの種類や金額に制限を設けている場合もあるため、事前にどの借入が対象となるのかをしっかり確認することが大切です。
借入時は返済計画をしっかり立てる
おまとめローンでの借入時は、返済計画をきちんと立てることが大切です。
おまとめローンは借金をゼロにするわけではなく、借入先を一本化するための商品です。
そのため、ローンの契約後はまとめられた借入残高を新しい条件に基づいて着実に返済していかなければいけません。
特に、返済期間と月々の返済額が自分の収支に見合ったものであるかどうかを見極めることが大切です。
無理のある返済計画では途中で滞納してしまう可能性があり、信用情報に傷がつく原因にもなります。
また、返済期間を長く取り過ぎると利息の支払総額が増えるリスクがあるため、借入時には将来の収入や生活費も考慮したうえで無理のない計画を立てることが重要です。
おまとめローンの契約と他社解約の流れ
おまとめローンの審査の流れは金融機関によって多少異なりますが、一般的には以下のような流れに沿って契約と他社解約を進めていきます。
- おまとめローンに申し込む
- おまとめローンの契約を締結する
- 他社の借入を返済する
- 他社の契約を解約する
事前に流れを把握し、スムーズに契約できるようにしましょう。
1.おまとめローンに申し込む
まず、おまとめローンに申し込む工程です。
オンラインや店頭窓口などを利用し、検討している金融機関に申し込みましょう。
申し込みの際は、以下のような情報の提供が必要です。
- 借入希望額
- 年収・勤務先
- 他社での借入状況
- 個人情報
一般的には、本人確認書類や収入証明書、現在の借入状況が分かる資料(返済予定表など)を提出する必要があります。
申し込み内容に不備があると審査に時間がかかる場合もあるため、事前に必要書類をしっかり準備しておきましょう。
なお、審査にかかる時間は金融機関や申し込み方法などによって異なりますが、数日から1週間程度かかるケースが多い傾向にあるため、余裕を持って申請することが大切です。
2.おまとめローンの契約を締結する
金融機関による審査に通過すると、契約手続きに進みます。
契約時にはおまとめローンの借入金額や金利、返済期間や月々の返済額などの条件が確定し、契約書として書面に記載されます。
また、他社ローンの解約義務が明記されていることもあるため契約書の内容をしっかり確認し、疑問点があればその場で質問するようにしましょう。
契約後は原則として途中解約や借入内容の変更が難しいため、自分のライフプランや返済能力に照らし合わせて慎重に判断することが重要です。
3.他社の借入を返済する
契約が完了するとおまとめローンの借入金が指定口座に入金されるため、返済する工程です。
多くの場合、入金された資金は利用者自身が他社ローンの返済に充てることになりますが、一部の金融機関では直接他社への送金処理を代行する「他社直接返済方式」を採用していることもあります。
どちらの場合でも借入先ごとに一括返済の申し出を行い、残債の全額を返済する必要があります。
返済が遅れると利息が増えたり不要なトラブルの原因になったりするため、資金が入金されたらできるだけ速やかに返済手続きを完了させることが大切です。
4.他社の契約を解約する
最後は、他社の契約を解約する工程です。
返済が完了しただけでは契約が完全に終了していないため、各ローン会社へ連絡し正式な解約手続きを行う必要があります。
解約手続きは電話が一般的ですが、店舗への来店やWEB上でも手続き可能な場合があるため、事前に確認しておきましょう。
解約を怠ると信用情報でも契約中として残り、信用力の改善につながらない可能性があるため、おまとめローンの契約時はできるだけすべての借入を解約しておくことが大切です。
おまとめローン返済中に他社から借入れる方法
おまとめローンの返済中でも、以下のような方法で他社から借り入れることは可能です。
- 返済完了後のカードローンを利用する
- カードローンを新規で申し込む
- クレジットカードのキャッシング枠を使う
それぞれ詳しく見ていきましょう。
返済完了後のカードローンを利用する
返済が完了したカードローンを利用することで、おまとめローンの返済中も借入可能です。
すでに完済済みのカードローンでも解約していない場合は利用可能枠が無くならないため、限度額の範囲内であれば借入できます。
ただし、多くの金融機関では一定期間利用がない場合に自動解約される場合や、再利用にあたって新たな審査が行われるケースがあります。
また、おまとめローン契約時に「新たな借入禁止」や「完済済みローンの利用停止」を条件としている場合は再利用すると契約違反とみなされる可能性があるため、契約内容をよく確認することが重要です。
カードローンを新規で申し込む
おまとめローンの返済中であっても、新規でカードローンに申し込むこと自体は可能です。
審査に通れば新たな借入ができるため、検討の余地はあるでしょう。
ただし、おまとめローンで大きな借入をしていることは信用情報に記録されているため、審査通過は非常にハードルが高くなります。
また、申し込みの履歴も信用情報に記録されるため、短期間に複数社へ申し込むと「資金に困っている」と判断され、不利になることがあります。
そのため、新規申し込みを検討する場合は、返済実績を積み重ねて信用情報が良好になったタイミングを見計らうのがおすすめです。
クレジットカードのキャッシング枠を使う
クレジットカードのキャッシング枠を利用して借り入れることも可能です。
所有しているクレジットカードにキャッシング枠がある場合、限度額の範囲内であれば借入できます。
また、キャッシング枠がある場合は審査を通過しているため、すぐに借入できるでしょう。
ただし、クレジットカードのキャッシング枠は金利が高く設定されているため、長期利用には向きません。
加えて、カードの利用履歴も信用情報に記録されるため、返済遅延や高額な利用が続くと将来的なローン審査に悪影響を与える恐れがあります。
おまとめローンの契約内容によっては「キャッシングの利用禁止」が含まれている場合もあるため、契約条件をよく確認したうえで利用するようにしましょう。
おまとめローン利用時は他社解約の有無をしっかり確認しよう
おまとめローンを利用する際は、金融機関によって他社ローンの解約が義務付けられている場合があります。
他社解約なしでおまとめローンを契約したい方は契約条件を確認し、他社解約の有無について明確にしておくことが重要です。
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