- 2025.04.06
- 2025.04.06
おまとめローンと借り換えの違いは?利用するメリットや注意点を解説!
おまとめローンと借り換えの違いを解説します。
どちらも「返済の負担を軽減」に役立つローン商品で、借金の返済に困っている方の味方となる存在です。
家計の圧迫を防ぐには、性質が似ている両者の違いをよく理解することが欠かせません。
この記事では、おまとめローンと借り換えの決定的な違いに加えて、審査項目や利用時の注意点を解説します。
複数の借り入れや高い金利による返済の悩みを解決したい方はご覧ください。
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おまとめローンと借り換えの違い
「おまとめローン」と「借り換え」の違いを解説します。
両者共に既存の返済の負担を減らすのに役立つローン商品で、混同して覚えている方は少なくありません。
実は明確な違いがあり、特徴を理解して利用することで現在抱えている借金の悩みを解決しやすくなります。
それぞれの特徴を解説するのでご覧ください。
複数のローンを一つにする「おまとめローン」
よく耳にする「おまとめローン」は、複数のローンを一つにまとめるためのローン商品です。
それぞれ金利が異なるローンを低金利ローンとして実質的に一本化することで、利息負担や1ヶ月の返済回数を減らせます。
多重債務に陥っている方や、1ヶ月に何度も返済日があって返済管理が上手くできない方におすすめです。
特に、カードローンや消費者金融など、高金利になりやすいローン商品は利息によって毎月の返済額が高くなります。
低金利のおまとめローンで借金をまとめれば利息が減り、毎月の返済額も減らせるので家計の圧迫を防ぎやすくなるのです。
一社のローンを他社に乗り換える「借り換え」
一方、「借り換え」は一社のローンを乗り換える商品です。
最初はA社から融資を受けたものの、金利が高く返済が厳しい場合にB社の「借り換えローン」に乗り換えることで金利負担を和らげることができます。
よくあるケースなのが「住宅ローン」の借り換えです。
住宅ローンは元々金利が低い商品なので、多少金利が低い程度のおまとめローンで他の借金とまとめると逆に利息負担が増えることがあります。
しかし、住宅ローン専用の借り換え商品なら、より低金利の条件に変更できて返済を楽にできます。
A社とB社の金利差が大きく、ローン残高と返済期間が長く残っているほどメリットを得ることが可能です。
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おまとめローンと借り換えに共通するメリット
おまとめローンと借り換えに共通するメリットを解説します。
両者は「返済の負担を減らす」という共通点を持っています。
- 有利な返済条件に変更しやすい
- 毎月の返済額を減らしやすい
- 総返済額を減らしやすい
- どちらも総量規制の対象外になっている
既存のローンを見直して家計を楽にする手段として便利な両者のメリットをご覧ください。
有利な返済条件に変更しやすい
おまとめローンと借り換えは、いずれも現在の返済条件を見直すことで、有利な返済条件に変更できるという共通点があります。
主に見直せる条件として、以下のようなものが挙げられます。
- 金利
- 返済期間
- 返済方法
- 繰り上げ返済時の手数料
これらの条件を見直すと、返済の負担を軽減したり、将来的な利息を抑えたりできます。
ローンの返済条件は契約時の状況や金融機関ごとの基準によって決められるものです。
利用者によっては時間経過と共に生活状況や資金状況に合わなくなることもあるため、定期的に見直すのがおすすめです。
毎月の返済額を減らしやすい
既存の借り入れを、おまとめローンや借り換えローンで見直すと、毎月の返済額も減らせます。
毎月の返済額が減ると月々の出費が少なくなり、家計の圧迫を防ぎやすくなるのです。
返済額を減らせる1つ目の理由として「利息の負担が少なくなること」が挙げられます。
両者のローンはカードローンなどと比べて低金利なので、毎月払っていた利息が少なくなって返済額自体も減少します。
また、金融機関ごとに定める「最低返済額」が減るのも理由です。
仮に毎月の最低返済額が「6,000円」の40万円の借り入れと、最低返済額が「4,000円」の20万円の借り入れがある場合だと合計返済額は1万円になります。
しかし、60万円を借りて最低返済額が「8,000円」になるローンにまとめれば、毎月の出費を2,000円安くできるのです。
浮いたお金を繰り上げ返済に利用すれば元金が減って返済期間も短縮できます。
総返済額を減らしやすい
低金利ローンに乗り換えて利息の負担が減れば、最終的に払う総返済額が減ります。
たとえば、100万円の借り入れを金利15%で5年返済する場合の総返済額は「142万7,395円」です。
しかし、同額を金利7%で5年返済する場合の総返済額は「118万8,070円」となります。
金利差は毎月の返済額だけではなく、総返済額にも大きな影響を与える重要な条件です。
なるべく低金利のローンに変更することで、返済負担を軽減できるようにしてください。
どちらも総量規制の対象外になっている
おまとめローンと借り換えローンは、どちらも総量規制の対象外となるローン商品です。
総量規制とは貸金業法にて定められた「個人の返済能力以上の融資を防ぐためのルール」です。
消費者金融のような貸金業者が提供するカードローンなどが対象で、具体的には年収の1/3以上の融資が禁止されています。
しかし、両者のローンは審査に通れば年収に関係ない額の融資を希望することが可能です。
すでに年収の1/3以上を借りている人でも融資を受けられるので、キャッシングの借入枠がなくて悩んでいる方の選択肢となります。
おまとめローンと借り換え利用時の注意点
おまとめローンと借り換えを利用する時の注意点を解説します。
これらのローン商品で返済負担を軽減するには、両者の細かな特徴を理解したうえで利用することが欠かせません。
- 目的に応じて利用先を考える
- 借り入れ条件が変わらないことがある
- 計画的な返済を続ける
- 追加借り入れができない
事前に知っておくべき注意点を4つ解説するので、ローンの乗り換えを検討している方はご覧ください。
目的に応じて利用先を考える
「おまとめローン」と「借り換え」は非常に性質が似ている商品です。
おまとめローンもある意味では借り換えになるため、複数のローンをまとめたい方が誤って「借り換え」を選んでしまうケースも少なくありません。
間違って申し込むと信用情報に履歴が残り、通過できたはずのローン審査の妨げとなる可能性があります。
申し込み時は両者の細かな違いを把握したうえで利用先を決定してください。
借り入れ条件が変わる商品を選ぶ
どちらのローンを利用する時も、必ず「借り入れ条件が今より良くなる商品」を選ぶことが大切です。
具体的には、金利が下がって毎月の返済額が下がったり、返済期間を収入に合わせて見直せたりできるといった改善が見込めるローンを選ぶようにしましょう。
おまとめローンも借り換えローンも、「返済の負担を軽くすること」を目的としています。
もし借り入れ条件が今と変わらないどころか、悪化するような商品を選ぶと利息や手続きの手間が増えるだけで家計の改善にはつながりません。
特に、おまとめローンは複数の借金を一つにまとめるものですが、既存の借り入れより高金利のローンで組み直すと総返済額が増加します。
比較検討する時は、「本当に返済が楽になるか」という視点で商品選びを行ってください。
計画的な返済を続ける
ローンを組み直した後は、計画的な返済を続けることが重要です。
おまとめローンや借り換えローンで返済負担が軽くなっても、それは「立て直しの一歩」に過ぎません。
本当に家計の状況を改善して安心を得るには、先の行動に気をつけることが欠かせないのです。
たとえば、毎月の返済額を減らせたのに、気が緩んで再び無計画な借り入れを増やせば意味がありません。
また、返済期日に遅れたり、延滞を重ねたりすると信用情報に傷がついて他のローン審査でも不利になる可能性があります。
ローンの見直しによってできた余裕は貯蓄や緊急時の備えに回し、借り入れに頼る必要がない家計を目指しましょう。
追加借り入れできないことを知っておく
おまとめローンや借り換えローンは原則追加借り入れができないローン商品です。
既存の借金の一本化や条件の変更が主な目的なので、一度融資を受けたらATMなどでお金を引き出すことはできません。
特におまとめローンは他社からの借り入れを精算する代わりに、ローンの解約を条件と課すのが一般的です。
契約後は急な出費があっても追加で融資を受けられないので、利用前には生活資金も含めて資金計画を立てておくのがおすすめです。
おまとめローンと借り換えの審査が厳しくなるケース
おまとめローンと借り換えの審査が厳しくなるケースについて解説します。
- 借入額が大きい
- 個人の属性が変わっている
- 複数社に審査申し込みしている
事前にどんな時に審査に通りづらくなるか知っておくと、審査通過の対策を練りやすくなるのでご参考にしてください。
借入額が大きい
借入額が大きいと審査はより厳しくなります。
特に申込人の返済負担率が高くなり、返済リスクがありそうな場合は金融機関側が貸し倒れを懸念して慎重な判断を実施します。
収入が安定していても借入額が過度に大きいと審査で不利になりかねません。
また、借り入れ件数が多いと返済管理能力なども問われます。
審査に通過するには一件でも借り入れを完済し、借金の整理や返済実績を積み上げることが重要です。
個人の属性が変わっている
過去に住宅ローンやマイカーローン審査の通過が経験があるからといって、必ずおまとめローンや借り換えの審査にも通るわけではありません。
審査時によく見られるのは、あくまでも「現在の返済能力」です。
審査通過した時と比べて収入が減少していたり、転職によって勤続年数が少なくなっていたりしたら、それだけで信用力が低下していると判断されるケースは十分考えられます。
特に銀行系ローンは総量規制の対象外でも保証会社を通じて厳格な審査が行われます。
現在の属性に問題があれば、過去にどれだけの実績があっても融資は難しくなるのです。
複数社に審査申し込みしている
短期間に複数の申し込みをするのも避けましょう。
信用情報機関にはローンの申し込み履歴がすべて記録されます。
短期間で多くの申し込みをすると資金状況を不安視され、返済リスクが高いと判断されて融資を拒否される可能性があるのです。
返済負担を減らすおまとめローンや借り換えの審査でも、基本的には安定した返済能力がある方にしか融資は行われません。
申し込む商品は吟味し、自身の返済能力をアピールできる状態で申し込みに望むのが懸命です。
おまとめローンと借り換えの共通の審査項目
おまとめローンと借り換えはいずれも、申込人の返済能力を重視して審査を実施します。
審査項目は金融機関ごとに多少異なりますが、基本的には共通した基準で判断されるのが一般的です。
たとえば「勤続年数」は、将来的にも安定収入を得られて返済を続けられるか判断するのに重要な材料となります。
こちらは住宅ローン審査の資料ですが、「令和6年度 民間住宅ローンの実態に関する調査結果報告書」によれば、回答した900社のうち約600社が1年以上、100社以上は3年以上の勤続を求めていることがわかります。
また、「雇用形態」が正社員か契約社員か、あるいは自営業かによっても返済能力の評価が変わります。
契約社員や自営業は仮に収入が高くても安定性が低いと見なされ、審査落ちすることが少なくありません。
他にも借入件数や収入そのものなど、両者の審査では多くの共通点があります。
ローン審査に通過したい場合は、返済能力があることをアピールできるよう準備を進めてください。
おまとめローンや借り換え以外で返済負担を減らす方法
おまとめローンや借り換えローンは融資額が大きくなりやすいことから、審査も厳しくなりがちです。
返済で家計が圧迫されているにも関わらず審査通過できなかった時は、他の手段で現状を打破する必要があります。
たとえば、用途が限定されない「カードローン」や「多目的ローン」は比較的自由に借り入れできて、実質おまとめローンや借り換えとしても使えます。
既存の借り入れより低金利で使える商品が見つかれば、申し込みを検討してみるのも得策です。
また、これ以上の返済が困難な場合は「債務整理」を視野に入れるのも一つの選択肢となります。
債務整理には「任意整理」「個人再生」「自己破産」の3つがあり、状況に応じて将来の利息や元金自体を減らしたりできます。
信用情報に5年〜7年ほど記録が残るというデメリットはありますが、生活の破綻を防ぐ方法として効果的です。
返済の負担を軽減するには、金融機関やファイナンシャルプランナーなどに相談してプロの視点で返済計画を立てることがおすすめです。
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