- 2024.11.30
- 2024.12.05
消費者金融の借金があると住宅ローン審査に落ちるって本当?真相を解説!
「消費者金融からの借金があると、住宅ローンの審査に通らないのでは?」
マイホームの購入を考えている最中ではあるものの、このような不安を感じて悩みを抱えてはいないでしょうか?消費者金融の利用履歴がある人にとって、住宅ローンの審査でどのような影響が出るのか気になるのは自然なことでしょう。
借金があるだけで住宅ローンに落ちるのでは、といった悩みを抱える方も少なくありません。悩みを解決し、安心して住宅ローン審査を進めるためには、正しい情報を得たうえでの準備が重要です。
消費者金融からの借り入れが住宅ローン審査にどのような影響を与えるのか、借金があっても審査を通過するためのコツをお伝えします。マイホーム購入を安心して進めるためにも、ぜひ読み進めてみてください。
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借金があるというだけでは住宅ローン審査は落ちない
消費者金融からの借り入れがあっても、住宅ローンの審査に必ずしも落ちるわけではありません。審査では、年収に対する年間返済額の割合である返済負担率が重要視されます。
一般的に、返済負担率の目安は年収の30~35%以内とされています。返済負担率が数値内に収まるならば、審査に通る可能性が高まるでしょう。返済負担率が基準内に収まっていれば、住宅ローンの審査に通過することは十分に可能です。
ただし、消費者金融からの借り入れが多額であったり、複数の金融機関からの借り入れがある場合は返済負担率が高くなり、審査に影響を及ぼす可能性があります。また、過去に返済の滞納があると、信用情報に傷がつき、審査が厳しくなることも考えられるでしょう。
消費者金融の借金ありで住宅ローン審査に落ちる4つのケース
消費者金融関係で住宅ローン審査に落ちる場合、主に次のようなケースが想定されます。
- 信用情報機関のブラックリストに登録されている
- 消費者金融からの借金返済が滞っている
- 消費者金融の借り入れ件数や金額が多すぎる
- 消費者金融の利用を隠した
信用情報機関のブラックリストに登録されている
信用情報機関に金融事故情報が登録されていると、住宅ローンの審査に大きな影響を及ぼします。金融事故情報はブラックリストとも言われ、主に次のようなケースで登録されてしまいます。
金融事故の種類 | 詳細 |
支払の遅延や滞納 | 61日以上の延滞
3ヶ月以上の連続した返済遅延 |
保証会社による代位弁済 | 返済滞納が続き、保証会社が債務者に代わって返済を実施した |
債務整理の実施 | 任意整理、自己破産、個人再生などの手続きをおこなった |
申し込みブラック | 短期間で複数の金融業者に借入を申し込んだ |
クレジットカードの現金化 | クレジットカードで購入した商品を現金化専門の買取業者に買い取ってもらった |
金融事故の情報は、信用情報機関に一定期間(通常5年から10年)登録され、その間は新たなローンの審査が非常に厳しくなります。過去にこれらの金融事故があるかもしれないと思った方は、信用情報機関に問い合わせて確認をおこなうことが大切です。
消費者金融からの借金返済が滞っている
消費者金融からの借金返済が滞っている場合、住宅ローンの審査に大きな影響を及ぼします。金融機関は、申込者の信用情報を確認し返済能力を評価するため、返済の遅延や滞納があると、信用情報にネガティブな記録が残り、審査が厳しくなる可能性があります。
消費者金融からの返済が滞っている場合は返済負担率が高くなることも避けられません。年収に対して借金が多い状況では、住宅ローンの審査に通りにくくなることは避けられないでしょう。
消費者金融からの借金返済が滞っていると、信用情報に悪影響を及ぼし、住宅ローンの審査に通過することが難しくなります。借り入れの返済を計画的に行い、信用情報を良好に保つことが重要です。
消費者金融の借り入れ件数や金額が多すぎる
消費者金融からの借り入れ件数や金額が多い場合も、住宅ローンの審査に悪影響を及ぼす可能性があります。特に、複数の消費者金融からの借り入れや高額な借入残高があると、返済負担が大きいと判断され、審査が厳しくなることは避けられないでしょう。
例えば、年収500万円の方が年間150万円以上の返済負担を抱えている場合、返済負担率が30%を超え、審査に不利となる可能性があります。また、複数の消費者金融からの借り入れがあると、多重債務者と見なされ返済能力が無いと判断されかねません。
マイホームの購入を考えている場合は、現在の借り入れを減らす努力や、返済計画の見直しをおこなうことが重要となります。
消費者金融の利用を隠した
消費者金融の利用を隠して住宅ローンの申し込みをおこなうことは、審査において重大な問題となります。金融機関は申込者の信用情報を信用情報機関を通じて詳細に確認するため、他社からの借り入れは審査過程で必ず明らかになります。
虚偽の申告を行うと、金融機関からの信頼を大きく損なうことに繋がります。その結果、審査に通過できないだけでなく、将来的な金融取引にも悪影響を及ぼす可能性は否めないでしょう。
消費者金融の利用を隠して住宅ローンの申し込みを行うことは、審査において大きなリスクを伴います。正直に全ての借り入れを申告し、誠実な対応を心がけることが審査通過への近道です。
住宅ローンの審査で借金を隠した場合についてより詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
【注意】住宅ローン審査で借金がバレるタイミングと予防策を徹底解説!
消費者金融の借金があっても住宅ローン審査に通る4つのコツ
消費者金融の借金があっても住宅ローンの審査に通過することは可能です。次のポイントをおさえておき、住宅ローンの通過に役立てましょう。
- 住宅ローンの自己資金を増やす
- 借金を返して借り入れ件数を減らす
- 返済比率を意識する
- ペアローンや連帯保証人で住宅ローンを組む
住宅ローンの自己資金を増やす
消費者金融からの借り入れがある場合でも、自己資金を増やすことで住宅ローンの審査に通過しやすくなります。住宅ローンの頭金を多めに用意しましょう。頭金が増えることで借入額が減少し、金融機関からの信用度も高めることができます。
頭金の相場は、購入したい物件価格の20%程度です。それ以上の頭金を用意できれば自己資金割合がより増加し、審査に通りやすくなるでしょう。また、自己資金を増やすことで、金利優遇を受けられる場合もあります。
もっとも、頭金を増やすために生活が困窮してしまっては本末転倒です。更なる借金で資金繰りを補うような事態は避けるべきであるため、バランスのよい自己資金調達をおこなうことが求められます。
借金を返して借り入れ件数を減らす
消費者金融からの借り入れ件数を減らすことは、住宅ローンの審査を有利に進めるうえで有効な選択肢です。借入件数が多いと金融機関に多重債務者という印象を与えるため、事前に借り入れを整理することが求められます。
まず、借り入れ件数を減らすためには少額の借金から優先的に返済していきましょう。小額の借金返済で完済した契約を解約でき、借入件数を着実に減らしていけます。金融機関に完済証明書を提出できるようにもなるため、審査時に信用度を高める材料となります。
返済のスケジュールを見直し、計画的に支払いを進めることも重要です。ボーナスや臨時収入がある場合は、それを返済に充てることで短期間で借り入れを減らすことができます。
返済比率を意識する
住宅ローンの審査を受ける際、返済負担率を適切に管理することが重要です。返済負担率の目安は年収の30~35%以内のため、この数値内に収まるようにローンの計画を組み立てるとよいでしょう。
消費者金融からの借り入れがある場合、その返済額も返済負担率に含まれます。そのため、既存の借り入れを減らすことは返済負担率の軽減にもつながるため、住宅ローン審査に有利に働く可能性があります。
また返済期間を長く設定することで年間返済額を抑え、返済負担率を下げることも一つの方法です。ただし、返済期間が長くなると金利で総返済額が増えるため、慎重な検討が必要です。完済時年齢が80歳を超えると審査基準を外れる金融機関も多いため注意しましょう。
ペアローンや連帯保証人で住宅ローンを組む
消費者金融からの借り入れがある場合でも、ペアローンや連帯保証人を活用することで、住宅ローンの審査を有利に進めることが可能です。
ペアローンは、夫婦など家族2人が個別に住宅ローンを組み、お互いが連帯保証人となる方法です。双方の収入を合算して審査を受けることができるため、借入可能額の増加が期待できます。借入者それぞれが住宅ローン控除を受けられるため、節税効果も嬉しいポイントです。
連帯保証人を立てる方法では、主たる債務者が住宅ローンを組み、配偶者が連帯保証人となります。連帯保証人の収入を合算できるようになるため、借入可能額の増加や審査通過の可能性が高まります。
ただし、家族間でのペアローンや連帯保証人は、片方の収入が減ると返済が困難になるリスクも抱えることになります。契約手続きや名義変更に関する手続きも複雑になるため、家族で話し合ったうえで選択するようにしましょう。
これらのほか、住宅ローンでどのようなポイントが審査されるのかが気になる人は、こちらの記事もご覧ください。
住宅ローン審査の基準を徹底解説!審査通過までの流れや落とされる理由も解説
消費者金融の借金ありで住宅ローン審査に落ちた際の対処法
住宅ローンの審査に落ちてしまった場合は、他の手段を検討してみましょう。主に、次の手段が選択肢として挙げられます。
- 他の金融機関に申し込む
- 物件を見直す、購入を延期する
- おまとめローンを利用する
他の金融機関に申し込む
住宅ローンの審査に落ちた場合、他の金融機関に申し込むことは有効な対策の一つです。金融機関ごとに審査基準が異なるため、別の金融機関で審査に通る可能性があります。
しかし、短期間に複数の金融機関へ連続して申し込むことは避けるべきです。信用情報機関には申し込み履歴が保存されるため、多重申し込みと見なされると返済能力に疑問を持たれるようになります。当然、審査では不利になってしまう可能性が高まるでしょう。
住宅ローンに再度申し込む際には、前回の審査に落ちた理由を見直し、改善策を講じた上でおこなうことが重要です。消費者金融からの借り入れを減らす、自己資金を増やすなどの対策を実施したうえで、他の金融機関に申し込むようにしましょう。
物件を見直す、購入を延期する
住宅ローンの審査に通らなかった場合、物件の見直しや購入の延期を検討することが有効です。
物件価格が高いと借入額が増加し、返済負担率が上昇してしまいます。返済負担率が上がれば審査にも通りにくくなってしまうため、より安価な物件に変える必要があるでしょう。物件価格を抑えられれば借入額を減らし、返済負担率を下げることができます。
また、購入を延期し、自己資金を増やすことも一つの方法です。貯金などで頭金を増やすことができれば、審査で有利を得られます。また、現在の借り入れを返済し、信用情報を改善する時間を確保できるでしょう。
おまとめローンを利用する
おまとめローンを活用する方法も検討してみましょう。おまとめローンは、複数の借り入れを住宅ローン1つにまとめるローンです。返済管理がしやすくなるだけでなく、借入件数を減らすことができます。
さらに、おまとめローンでは金利の引き下げも期待できます。住宅ローンの金利は消費者金融やカードローンより低いため、総支払額の減少も可能です。また長期の返済となるため返済負担率を抑える効果もあります。
ただし、おまとめローンの利用でも厳格な審査がおこなわれる点には注意が必要です。小額の借金は完済する、物件の価格を下げるなどして、可能な限り審査に通りやすくなるよう準備をおこないましょう。
まるっとローンでは、おまとめローンの相談を無料でおこなっております。おまとめローンで借金件数を減らしたいとお考えの場合は、ぜひお気軽にご相談ください。
消費者金融の借金ありで住宅ローン審査を受けるときによくある質問
最後に、消費者金融の借金を持った人が、住宅ローンの審査を受けるときに抱きがちな疑問をQ&A方式で紹介します。紹介するのは次の3件です。
- 住宅ローンの審査申込に必要な書類は?
- 住宅ローンの審査をすると家族にバレる?
- 自分の信用情報は調べられる?
住宅ローンの審査申込に必要な書類は?
住宅ローンの審査は仮審査と本審査の二段階に分かれ、それぞれの必要な書類も異なります。金融機関によって詳細は異なりますが、一般的に求められる可能性の高い書類を見ていきましょう。
まず、仮審査では次の書類が求められます。
- 住宅ローン申し込み書(仮審査申し込み書)
- 印鑑
- 物件情報の資料(マイホームの見積書、間取り図、物件販売チラシ、土地の公図など)
- 本人確認書類(運転免許証、健康保険証、パスポートなど)
- 前年度の源泉徴収票
- 所得証明書または住民税決定通知書
- 確定申告書(確定申告をしてる人のみ)
- 源泉徴収票(法人代表者のみ)
- 確定申告書(法人代表者のみ)
- 決算報告書(法人代表者のみ)
- 償還予定表・残高証明書など(他にローンを借りている人のみ)
本審査では仮審査の書類に加えて、実際に購入予定の物件に関する詳細書類が求められます。
- 売買契約書
- 工事請負契約書
- 重要事項説明書
- 不動産登記簿謄本
- 登記事項証明書
住宅ローンの審査をすると家族に借金がバレる?
審査内容や結果は原則として住宅ローンの申込者に通知されるため、家族に借金がバレるような仕組みは存在していません。
ただし、書類を覗き見られたり、金融機関や不動産会社の担当者がうっかり口を滑らせることで借金がバレる可能性は否めません。
書類はパソコンなどで電子的に管理し、自分以外が見られないような状況にしておきましょう。金融機関や不動産会社の担当者にも、借金の話題は家族の前で出さないようお願いすることが大切です。
住宅ローンの審査で借金がバレる可能性については、こちらの記事でより詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
【注意】住宅ローン審査で借金がバレるタイミングと予防策を徹底解説!
自分の信用情報は調べられる?
自身の信用情報は、指定信用情報機関を通じて確認することが可能です。日本には主に以下の3つの信用情報機関が存在します。
- CIC(株式会社シー・アイ・シー)
- JICC(日本信用情報機構)
- KSC(全国銀行個人信用情報センター)
これらの機関では、インターネットや郵送での情報開示請求が可能です。開示請求の際には、本人確認書類や手数料が必要となります。
消費者金融の多くはJICCに加盟しています。消費者金融の借金が気になる方は、JICCに問い合わせをおこないましょう。
まとめ|消費者金融での借金があっても住宅ローンの審査は通過できる!
消費者金融からの借り入れがある場合でも、住宅ローンの審査に通過することは可能です。年収に対する借金の返済負担率を意識しておきましょう。
消費者金融の借り入れがあっても、返済負担率や信用情報が基準内であれば審査に通過する可能性があります。借り入れ件数を減らしたり、自己資金を増やすなどの対策が有効です。また、ペアローンや連帯保証人の活用といった方法も検討しましょう。
仮に審査に落ちた場合でも、物件の見直しや購入の延期、時間をおいて他の金融機関への再申請といった対応がおこなえます。自身の信用情報に不安がある場合は、信用情報機関に確認をおこないましょう。既存の借金を一本化するならば、おまとめローンが便利です。
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