- 2025.06.06
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住宅ローンの審査に通らない人のためのローンはある!審査落ちでも諦めないで
マイホームを持ちたいという気持ちはあるものの、「また住宅ローンの審査に落ちたらどうしよう」と不安を感じていませんか?しかし、審査に落ちたからといって、すぐに夢を諦める必要はありません。
この記事では、住宅ローンが通らない人でも利用できる住宅ローンや、審査を通過しやすくするための具体的な対策を紹介します。
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住宅ローンの審査に通らなくても諦める必要はない
住宅ローンの審査に通らなくても諦めないでください。まず、住宅ローンの審査は、根本的に誰にとっても厳しいことを理解しておきましょう。どんな住宅ローンでも、金融機関が定めた一定の基準のもとで審査がおこなわれるため、楽に通れることはないのです。
審査落ちは珍しいことではありません。一度審査に落ちたからといって「家を買えない」「住宅ローンを利用できない」と落ち込まないで大丈夫です。審査基準は金融機関ごとに異なるため、他の金融機関では通過できる可能性はあります。
また、ひとくちに住宅ローンといっても、その商品内容は多種多様です。金融機関も大手や地銀、ネット銀行といった分類で審査の傾向が変わるため、重要なことは自分でも審査に通過できそうな住宅ローン商品を提供する金融機関を見つけることと言えるでしょう。
住宅ローンが通らない人向けのローン
大手の金融機関が提供する通常の住宅ローンは審査基準が厳しい一方、次の金融機関は比較的通りやすい傾向にあるとされています。
- フラット35
- 地方銀行や信用金庫の住宅ローン
- ネット銀行の住宅ローン
それぞれの詳細を解説します。
フラット35
フラット35は、住宅金融支援機構と民間の金融機関が提携して提供する住宅ローン商品の一種です。金利は返済期間中ずっと変わらない長期固定金利型で、市場金利や物価の変動に影響されにくい返済計画を立てられます。
フラット35は一般的な住宅ローンに比べて審査基準の一部が明確になっていることも特徴的です。次の基準を満たせば、他の住宅ローンが通らない人でも利用できる可能性があります。
- 申込時の年齢が満70歳未満
- 日本国籍、または永住許可者・特別永住者
- 返済負担率30%以下(年収400万円未満)
または35%以下(年収400万円以上) - 購入目的が本人または親族の居住用物件である
出典:住宅金融支援機構「【フラット35(保証型)】ご利用条件」
また、団体信用生命保険(団信)の加入が任意であるため、健康上の理由で団信に加入できない人も使いやすいといえます。保証人や繰上返済手数料も不要のため、利用も柔軟です。フラット35についてより詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
フラット35とは?他の住宅ローンにない特徴や審査基準、メリットを解説!
地方銀行や信用金庫の住宅ローン
大手銀行の審査に通らなかった人は、地方銀行や信用金庫での住宅ローンも検討してみましょう。地方銀行や信用金庫は大手に比べて審査が柔軟な傾向があるとされています。担当者との対面での相談を通じて、個別の事情を丁寧に聞いてもらえることもあるでしょう。
たとえば、「年収は高くないが預金は多い」「その金融機関の利用期間が長い」など、画一的な審査基準では評価されにくい要素も審査のプラスに働く可能性があります。長年使用している地元の金融機関があれば、そこでの住宅ローンは有効な選択肢の一つです。
ただし、どの地方銀行・信用金庫でも必ず柔軟に対応してくれるとは限らない点に留意してください。「柔軟な対応が期待できる」と言っても、担当者によって内容が変わるためケースバイケースです。また、自身が利用できる地域内の金融機関であることも大切です。
ネット銀行の住宅ローン
ネット銀行の住宅ローンも、大手銀行より審査が通りやすいとされています。勤続年数や年収の要件が比較的緩い場合があるため、他の金融機関では却下された人でも審査に通過できる可能性があるでしょう。
ネット銀行は比較的新しい業態であり、他の金融機関と比べて顧客の数が限られている傾向にあります。そのため顧客獲得を狙い、ローンの審査項目を緩和する戦略を取ることもあるのです。ただし「甘い」といえるほど緩い審査ではない点には注意しましょう。
基本的には手続きの大半をオンライン完結できるため、スムーズに申し込める点も魅力のひとつです。ただし、対面での相談ができないため、不慣れな人は不安が残るかもしれません。ネット銀行の住宅ローンでは、不明点を自分で調べる必要がある点に留意しましょう。
住宅ローンの審査に落ちる理由
「通りやすい」「甘い」といった評判がある住宅ローンでも、審査落ちの可能性は常にあります。住宅ローンの審査に落ちる理由として代表的なものを5点ピックアップしました。
- 完済時年齢が高すぎる
- 健康状態が悪い
- 返済負担率が高すぎる
- 転職や退職をしたばかり
- 信用情報がブラックリストになっている
それぞれがどのような仕組みで審査落ちになるのかを解説します。
完済時年齢が高すぎる
住宅ローンの審査に落ちる理由のひとつとして、「完済時年齢が高すぎるため」というものが挙げられます。完済時年齢とは、ローンの返済が完了する時点での年齢のことです。完済時年齢の目安は、一般的に80歳とされています。
仮に50歳で35年ローンを組もうとすれば、完済時年齢は85歳となります。審査で不利になる可能性は否めないでしょう。完済時年齢を引き下げる方法としてはローン返済期間の短縮が考えられますが、月々の返済負担が増える点には注意が必要です。
多くの金融機関は完済時年齢を重要視して審査をおこないます。実際、国土交通省の民間住宅ローンの実態に関する調査(令和6年度)では、98.4%の金融機関が完済時年齢を審査基準に加えていることがわかっています。住宅ローンの審査では避けられない要素です。
出典:国土交通省「民間住宅ローンの実態に関する調査(令和6年度)」
健康状態が悪い
住宅ローンの審査では、申込者の健康状態も重要な評価ポイントとなります。多くの金融機関は、住宅ローンの利用に際して団体信用生命保険(団信)への加入を求めているためです。
団信は契約者が万が一死亡や高度障害となった場合に、保険金でローンの残債を完済する仕組みの保険です。健康状態に問題があると団信に加入できないと判断されることがあり、そのまま住宅ローン審査にも通らなくなることが想定されます。
国土交通省の民間住宅ローンの実態に関する調査(令和6年度)によると、95.1%の金融機関が健康状態を審査項目としていることが明らかになっています。大病を患った経験がある方や、現在治療中の持病がある場合は要注意です。
出典:国土交通省「民間住宅ローンの実態に関する調査(令和6年度)」
返済負担率が高すぎる
返済負担率が高すぎることも、住宅ローン審査に落ちる理由の一つです。返済負担率とは、年収に対する年間ローン返済額の割合を示す言葉です。住宅ローン以外にカーローンやカードローンなどの借り入れがあれば、返済負担率の計算に合算されます。
返済負担率は、一般的には30〜35%以内であることが望ましいとされています。たとえば年収500万円の人であれば、年間のローン返済額が150万〜175万円以内に収まっている必要があります。この範囲を超えたローンの借り入れは厳しくなるでしょう。
国土交通省の民間住宅ローンの実態に関する調査(令和6年度)でも、90.3%の金融機関が返済負担率を審査することがわかっています。住宅ローン審査に落ちた場合は、返済負担率に問題が無かったかのチェックも大切でしょう。
出典:国土交通省「民間住宅ローンの実態に関する調査(令和6年度)」
転職や退職をしたばかり
住宅ローンの審査では、収入の安定性も重視されます。転職や退職をしたばかりで勤続年数が短い状態では、審査に通りにくくなってしまうでしょう。転職直後は収入が安定しているとみなしにくいため、金融機関からは資金の貸出が高リスクと考えられてしまうのです。
住宅ローンを利用したいと考えている場合は、なるべく同じ会社で数年勤めている状態で審査を受けることが大切です。また、アルバイト・パートやフリーランスと比べて、正社員のほうが高い安定性を評価される傾向も留意しておきましょう。
どうしても転職をしたい場合は住宅の購入後にするなど、タイミングを見計らうことが大切です。
信用情報がブラックリストになっている
信用情報機関に金融事故の情報が記録されている状態をブラックリストと言います。ブラックリストであると、住宅ローン審査に通ることが極めて難しくなってしまうでしょう。金融機関は申込者の信用情報を信用情報機関を通じて確認するため、隠すことはできません。
過去にクレジットカードの支払遅延や消費者金融での延滞、債務整理などが記録されているとブラックリストとなり、返済能力に大きな不安があると見なされ、審査通過は非常に困難になります。事故情報は原則として完済から5年間(債務整理の場合は最長10年間)保持されます。
心当たりがある際には、信用情報機関への開示請求でブラックリストの確認をおこないましょう。日本の信用情報機関は、CIC(シーアイシー)、JICC(日本信用情報機構)、KSC(全国銀行個人信用情報センター)の3社です。
住宅ローンの審査全般に関してはこちらの記事でも詳しく解説しています。本記事とあわせて読んでおき、審査対策をしっかりおこなえるようにしましょう。
住宅ローン審査の基準を徹底解説!審査通過までの流れや落とされる理由も解説
住宅ローンを通りやすくするコツ6選
少しでも住宅ローン審査を有利に進めるために、次のコツを実践しましょう。
- 追加の書類で信頼性を補う
- 団信の不要な住宅ローンを利用する
- 返済負担率を抑える
- 収入合算やペアローンを検討する
- 既存の借り入れを減らす
- おまとめローンを使用する
それぞれのコツがどのように審査に影響するのかを解説します。
追加の書類で信頼性を補う
経済力や信用能力に関して、金融機関がプラスの判断をおこないやすくなる書類を提出しましょう。たとえば、最新の納税証明書や現在の預金残高を示す残高証明書は、安定した経済基盤があることを裏付ける材料になります。
追加の資料を通じて、金融機関に「この人なら返済能力がある」と判断してもらえれば、審査通過の可能性はより高まります。住宅ローンの審査に挑む際には、必要書類だけでなく、納税証明書や預金残高証明書などの経済状況を示す書類を用意しておくようにしましょう。
団信の不要な住宅ローンを利用する
健康状態に不安がある場合は、フラット35などの団信加入が必須ではない住宅ローンを利用しましょう。フラット35では団信の加入が必須ではなく任意となっているため、健康状態に関わらず住宅ローンを利用できるのです。
また、団信の保険料は金融機関が負担しますが、住宅ローンの金利に保険料の相当額が反映されているケースが一般的です。健康上の問題がなく金利を下げたいという人にとっても、団信不要の住宅ローンは選択肢になるでしょう。
ただし、団信に加入しないということは、万が一の備えがないということです。団信未加入で死亡または高度障害に陥ると、家族が負債を引き継ぐことになってしまいます。団信無しの住宅ローンを検討する際は、リスクを許容できるかどうかを慎重に考えてください。
返済負担率を抑える
住宅ローン審査を通過しやすくするためには、返済負担率を抑えることも欠かせません。返済負担率は年収に対する年間ローン返済額の割合です。すなわち、年収に対して余裕のない借り入れをしないことが大切なのです。
返済負担率は一般的に30~35%が目安です。返済負担率を抑えるためには、まず借り入れ希望額を見直してみましょう。物件や設備のグレードを妥協すれば、借り入れ額を下げられる可能性があります。購入価格の10~20%ほどの頭金を用意するのも有効です。
また、返済期間を延ばせば月々の返済額が下がり、1年間の支払い額が減るためそのまま返済負担率も下がります。しかし、返済期間の長期化は完済時年齢の高齢化とイコールです。完済時年齢が上がれば審査で不利になるため、バランス感覚が求められるでしょう。
収入合算やペアローンを検討する
収入合算やペアローンを利用すれば、金融機関からの信用を確保しつつ、借り入れ可能な金額を引き上げられる可能性があります。共働き世帯の夫婦などに合った選択肢となっています。
収入合算は、主債務者の収入に配偶者や親族などの収入を合算して審査を受ける方法です。ペアローンは、夫婦や親子など2人がそれぞれローン契約を結ぶ方法となっています。
住宅ローンの審査では、基本的に申し込み者単独の収入がチェックされます。しかし収入合算やペアローンであれば、2人分の収入を前提とした審査がおこなえるため、単独では難しい審査を通過できる可能性が高まるのです。
ただし、「2人分の収入があるから」と借り入れ金額を増やし過ぎてしまったり、片方の収入が途絶えると返済が厳しくなるといったリスクも存在しています。収入合算やペアローンを利用する場合は将来的な収支計画を立てて、お互いに無理なく計画を守れる範囲で住宅ローンに申し込むことが大切です。
既存の借り入れを減らす
住宅ローンの審査を受ける際には、他の借り入れを可能な限り減らしましょう。審査でチェックされる返済負担率には、これから借りる住宅ローンの返済予想額だけでなく、現在契約しているカードローンや消費者金融などの返済額がすべて含まれているのです。
他のローンが残っている状態で住宅ローンを契約しようとすると、返済負担率はどうしても上昇してしまいます。特に消費者金融やリボ払いなどの高金利の借り入れは高い負担になるため、完済しておくことがおすすめです。
また、既存の借り入れの整理は、確かな返済能力があるというアピールにもなります。借りたものをしっかり返す姿勢を示すことで、審査をおこなう金融機関にも好印象を与えやすくなるでしょう。
おまとめローンを使用する
おまとめローンは、複数借り入れの一本化で返済負担を軽減し、家計の管理をしやすくするローンのことです。カードローンや消費者金融など高金利の借り入れが複数ある場合、月々の返済額を抑え、返済負担率の引き下げも実現できます。
また、おまとめローンの中には住宅ローンもまとめられるローン商品も存在しています。既存の借り入れをまとめつつマイホームを手に入れたい人は、まずはおまとめローンの専門家への相談も検討してみましょう。
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住宅ローンが通らない人によくある質問
最後に、住宅ローンが通らない人からよくある質問を、回答と共に3つピックアップして紹介します。
- 借り入れがある人は住宅ローン審査に通らない?
- ブラックリストに入ったら住宅ローン審査は通らない?
- 住宅ローンの審査で家族に借金がバレる?
それぞれの詳細を解説します。
借り入れがある人は住宅ローン審査に通らない?
借り入れがあるからといって住宅ローン審査に通らないわけではありません。ただし、借り入れの無い人に比べて審査が不利な点は否めないでしょう。返済負担率には住宅ローンの返済額だけなく、他の借り入れも含まれるからです。
そこで「借り入れを隠せば金融機関の印象を誤魔化せるのでは」と考える人もいますが、これは絶対にバレるためNG行動です。金融機関は信用情報機関を通じて詳細なローン情報を照会するため、虚偽の申告は確実に発覚します。
虚偽の申告は審査に落ちるばかりか、金融機関の信頼も裏切ります。今後の取引に悪影響を与えるため控えましょう。借金ありでの住宅ローン申請についてはこちらの記事でも解説しているため、あわせて読んで正しい対策を取れるようにしてください。
住宅ローン審査は借金があっても通る!注意すべき借金や通過するポイント解説
ブラックリストに入ったら住宅ローン審査は通らない?
ブラックリスト入りでの住宅ローン審査通過は極めて厳しいと言わざるを得ません。
ただし、記録されている事故がクレジットカードの短期滞納など軽度の金融事故で、既に滞納が改善されており経済状況が健全であるなら、金融機関側から評価してもらえる可能性はあります。それでも、通常の審査よりも相当不利な条件という点には留意してください。
ブラックリスト入りでの確実な対応は、まず滞納や延滞をすべて解消し、事故情報が信用情報機関から消えるまで5~10年待つことです。これ以外の道は極めて厳しいものとなるため、専門家に相談してみましょう。
住宅ローンの審査で家族に借金がバレる?
バレる可能性は否定できないため、注意深い行動が求められます。まず、不動産会社や金融機関の担当者には、事前に借金の件を家族に口外しないようお願いしましょう。会話の中でうっかり漏れてしまうリスクを可能な限り減らすことが大切です。
金融機関や不動産会社、信用情報機関から送られた書類を家族が見てしまうリスクも想定されます。書類で郵送してもらうなら家族のいないタイミングで受け取り、電子メールやPDFなどの場合はパソコンにパスワードをかけるなどの対策が有効です。
ただし、いずれの手段をとっても借金を隠し通せる保証はどこにもありません。家族に借金が知られれば、トラブルになる可能性は否めないでしょう。隠した末にバレると余計に関係が悪化する恐れもあるため、自分から正直に借金の存在を明かすことも選択肢の一つです。
まとめ|コツを踏まえて住宅ローン審査が通らない人のためのローンを利用する
住宅ローンの審査に通らないからといって、マイホームの夢を諦める必要はありません。フラット35や地方銀行、ネット銀行など、比較的審査基準が柔軟なローン商品や金融機関も存在します。自分にあった選択肢を選んで住宅ローン審査に挑みましょう。
再チャレンジの際には、返済負担率を下げる、団信不要のローンを検討するなどのコツを用いることも検討してみましょう。焦らずに、自分ができる対策を取ることが大切です。
また、不安を感じる場合には専門家に相談しながら進めることも有効です。まるっとローンでは住宅ローンに関する相談を承っております。「住宅ローンの審査に通りたい」「既存の借り入れを整理したい」とお考えの方は、ぜひまるっとローンまでお問い合わせください。
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