- 2025.04.07
- 2025.04.07
リボ払いはカードローンで借り換えできる!メリットとデメリットを解説
「毎月きちんと払っているのに、なぜか残高が減らない…」
リボ払いを利用している方のなかには、そんな不安や焦りを感じている方も多いのではないでしょうか。リボ払いは支払いが一定で管理しやすいかもしれませんが、利息負担が重く、気づけば返済総額がふくらんでいるケースも少なくありません。
リボ払いの返済で状況を打開する方法としては、カードローンへの借り換えが挙げられます。カードローンへの借り換えは金利が下がるなどのメリットも期待できますが、見逃せないデメリットも存在するため慎重な検討が必要です。
この記事では、リボ払いからカードローンへの借り換えに関するデメリットを中心に、メリットや他の選択肢も交えてわかりやすく解説します。
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リボ払いとは?
リボ払い(リボルビング払い)とは、クレジットカードの利用額にかかわらず、毎月の支払い額がほぼ一定になる支払い方法です。支払額が一定なため家計管理がしやすいメリットがありますが、利息が積み重なるため支払総額が膨らみやすいデメリットもあります。
たとえば、リボ払いでは10万円使っても50万円使っても、毎月の支払額が一定で済みます。一方で元本はなかなか減らないため、長期にわたって利息を払い続けることになりがちです。
また、リボ払いで新たな買物をすると支払残高が増えることになるのも難点です。雪だるま式に返済残高が膨れ上がり、利息支払いに追われ続けるリスクがあるのです。
リボ払いのカードローン借り換えの基礎知識
リボ払いの返済は悩みの種です。そこでカードローンの借り換えならば対策になると聞いたものの、具体的にどうすればよいのかは知らない人も少なくないのではないでしょうか。
リボ払いのカードローン借り換えについて、次の3点から基礎知識を解説します。
- リボ払いのカードローン借り換えとは?
- リボ払いとカードローンの違い
- リボ払いはおまとめローンでの借り換えも有効
それぞれの詳細を見ていきましょう。
リボ払いのカードローン借り換えとは?
借り換えとは、現在のローンを金利の低い借り入れ先に乗り換えて返済負担を軽減する方法を指します。リボ払いにかかる利息(手数料)よりもカードローンの金利が低ければ、負担の軽減が期待できるのです。
クレジットカードでリボ払いを利用していて残高が増え続けている場合を例にすると、残高分をカードローンで一括返済し、その後カードローン側に毎月返済していくのが基本的な借り換えの流れになります。
ただし借り換えには審査があり、誰でも利用できるわけではありません。また、カードローンの利用限度額や返済条件によっては、思ったほど効果が出ないケースもあります。正しく仕組みを理解したうえで借り換えの利用を検討することが大切です。
リボ払いとカードローンの違い
リボ払いとカードローンは、どちらも商品の購入代金を「分割して返済できる」点では似ていますが、仕組みには大きな違いがあります。
まずリボ払いは、クレジットカードの利用代金に対して適用される支払い方法です。一方カードローンは、決まった借り入れ限度額の中で必要な分だけ現金を借りる仕組みとなっています。
カードローンとリボ払いでは金利も異なります。カードローンがリボ払いより低金利かは個々のサービスによって様々ですが、比較検討する余地はあるでしょう。
リボ払いをカードローンで借り換えるメリット
リボ払いをカードローンで借り換えると、次のようなメリットを期待できます。
- 金利が下がる可能性がある
- 返済管理の負担を軽減できる
- 毎月の返済額を減らせる
これらのメリットは必ず得られるとは限りません。条件は人それぞれな点に留意しておきましょう。
金利が下がる可能性がある
リボ払いからカードローンに借り換えるメリットのひとつは、金利が下がる可能性がある点にあります。
一般的にクレジットカードのリボ払いの実質年率は15%〜18%程度に設定されています。一方、銀行系カードローンや条件の良い消費者金融のローンでは、金利が年3%〜18%程度が相場です。
ただし、実際の適用金利は審査によって決まるため、必ず低金利になるとは限らない点には注意が必要です。
返済管理の負担を軽減できる
カードローンでリボ払いを借り換えることで借り入れ先が一つにまとまり、返済スケジュールもシンプルになります。返済状況の確認や家計管理がしやすくなり、心理的な負担も軽減されるでしょう。
リボ払いの利用が複数のクレジットカードにまたがっていると、毎月の返済日や支払額を個別に管理する必要があり、うっかり支払いを忘れてしまうリスクもあります。また、利用残高や手数料がそれぞれ増え続けるため、返済状況全体も煩雑化してしまいます。
ただし、借り換え後に再びリボ払いを利用してしまうと、元の散らかった状態に戻ってしまう可能性もあります。借り換え後はリボ払いを増やさないことが大切です。
毎月の返済額を減らせる
リボ払いからカードローンに借り換えれば、毎月の返済額を抑えられる可能性があります。借り換え先のカードローンがより低金利である、返済期間が長いといった状況で得られるメリットです。
ただし、月々の支払いを軽くできる反面、返済期間が延びることで総支払額が増える可能性もあるでしょう。目先の金額だけにとらわれず、トータルでの返済額も考慮することが大切です。
リボ払いをカードローンで借り換えるデメリット
リボ払いをカードローンで借り換えることには大きなメリットがありますが、次のようなデメリットの存在も否めません。
- 支払総額が増えるリスクがある
- 借り換えには再度の審査が必要
- 借り換え専用ローンは追加の借り入れができない
それぞれのデメリットについて解説します。
支払総額が増えるリスクがある
カードローンへの借り換えで注意すべきデメリットとして、返済総額がかえって増えてしまうリスクが挙げられます。たとえリボ払いより金利が低くても、返済期間を長く設定しすぎれば利息の支払いが積み重なり、結局高い支払い総額になるかもしれないのです。
毎月の返済額を少なく設定すれば月々の負担は軽くなりますが、そのぶん返済期間が長期化し支払う利息の総額が増えてしまいます。リボ払いと同様、元本がなかなか減らない状態になってしまうでしょう。
対策として、リボ払いの利率より低金利のカードローンを選ぶことや、毎月の返済額を必要以上に減らさないようにすることが大切です。借り換えは計画的に使えば負担軽減につながりますが、使い方を誤ると逆効果になる点に注意しましょう。
借り換えには再度の審査が必要
リボ払いからカードローンへの借り換えをする際は、新たにローン審査を受ける必要があります。借り換えは制度上、あくまで新規の借り入れとみなされるため、収入や信用情報、他の借り入れ状況などが総合的にチェックされるのです。
また、審査に通ったとしても希望通りの借り入れ額をすべて確保できるとは限らない点にも要注意です。審査結果によっては、融資額が希望額に満たず、残ったリボ払い残高が完済できないケースもあります。
また、既存の債務状況によっては審査自体が通らない可能性もあります。微細な借り入れでも借りている会社の数が多ければ審査には不利になるため、完済できる借り入れは支払っておくことが大切です。
借り換え専用ローンは追加の借り入れができない
リボ払いからの借り換えに使われるローンの中には、借り換え専用ローンと呼ばれる商品があります。借り換え専用ローンは文字通り、他社の借り入れを完済するためのローンで、新たな融資には使用できません。
つまり、借り換え後に急な出費が発生したとしても、追加で借り入れることはできないのです。必要なときに再度借り入れするといったことは不可能なため、人にとっては使いにくさを感じる場面もあるでしょう。
ただし、追加借り入れができないため、更なる借金が増えにくい点は人によってはメリットになります。無計画に借り入れを重ねてしまうリスクを避けるために、あえて借り換え専用ローンを選ぶという考え方もあるでしょう。
カードローン以外でリボ払いを借り換える方法3つ
リボ払いに対処する方法はカードローンだけではありません。次の方法3つも対策になります。
- おまとめローンでリボ払いを借り換える
- フリーローンでおまとめローンを借り換える
- 債務整理も検討する
それぞれの方法の詳細を解説します。
おまとめローンでリボ払いを借り換える
複数のクレジットカードでリボ払いを利用している場合は、おまとめローンでの借り換えが有効です。おまとめローンは、複数の借り入れをひとつにまとめて、返済管理を簡単にできるローンです。
リボ払いが複数社にまたがる場合や、リボ払い以外に借り入れの返済がある人でも、おまとめローンを活用すれば毎月の返済先が1社になり管理がしやすくなります。金利も低くできる可能性があるため、総返済額を減らせるかもしれません。
まるっとローンでは、おまとめローンの相談全般を承っております。まずはお気軽にご相談くださいませ。
フリーローンでおまとめローンを借り換える
リボ払いの対処としてフリーローンを活用する手段もあります。フリーローンとは、資金使途が自由なローンです。旅行費用や家電購入などにも使えるものですが、融資金を既存の借金返済に充てることで、リボ払いの借り換えにも利用できるのです。
ただし、フリーローンも審査があるため、希望通りの金額が借りられるとは限りません。また、金利もカードローンより高めに設定される可能性があるため、金利・条件・返済期間を事前に比較することが重要です。
債務整理も検討する
リボ払いの返済がすでに困難で、カードローンやおまとめローンへの借り換え審査にも通らない場合は債務整理という選択肢もあります。債務整理とは、法律に基づき借金の減額や返済条件の見直しをする手続きで、主に任意整理・個人再生・自己破産の3種類があります。
ただし、債務整理をすると信用情報(いわゆるブラックリスト)に一定期間登録されるため、今後のローン契約やクレジットカードの新規発行が制限される点には注意が必要です。借金の状況が深刻な場合は、早めに専門家に相談しましょう。
リボ払いのカードローン借り換え後に返済するコツ
リボ払いをカードローンに借り換えても、借金が無くなったわけではありません。返済は続くため、次のようなコツを踏まえておきましょう。
- 再度のリボ払いは控える
- 毎月の返済額を増やして返済期間を短くする
- 繰上返済や一括返済も検討する
これらのコツを抑えて、計画的な返済をおこなっていくことが大切です。
再度のリボ払いは控える
再びリボ払いを利用してしまうことは避けましょう。せっかく金利の低いローンに切り替えて返済計画を立て直しても、リボ払いを再開すれば借金が再び膨らむ恐れがあります。
リボ払いは毎月の支払額が一定なため利用のハードルが低くなりがちですが、利用残高が増えれば増えるほど利息負担が大きくなる点が落とし穴です。借り換えによって一度リセットできたとしても、再利用を繰り返すと借金地獄から抜け出せなくなる危険性があります。
日常の支出を見直し、リボ払いに頼らない生活スタイルを意識しましょう。
毎月の返済額を増やして返済期間を短くする
借り換え後の返済を効率よく進めるには、毎月の返済額を可能な範囲で増やすことが重要です。借り換えによって金利が下がっても、返済期間が長引けばそのぶん利息が積み重なり、結果として総支払額が増えてしまう可能性があります。
生活に無理のない範囲で月の返済額を増やすだけで、返済期間の短縮と利息の軽減が期待できるでしょう。
繰上返済や一括返済も検討する
毎月の返済に加えて繰上返済や一括返済を積極的に検討することも早期完済への近道です。月ごとの返済とは別に、元本の一部または全額を前倒しで返済しましょう。
繰上返済や一括返済を利用すれば、返済期間を短縮できるだけでなく、将来的に発生する予定だった利息の支払いもカットできます。支払いがなくなれば心理的な負担も大きく軽減されるでしょう。
まとめ|借り換えのデメリットを理解し、リボ払いを見直そう
リボ払いは一見便利に見える金融商品です。しかし返済が長期化しやすく、気づかないうちに支払総額が増えてしまう落とし穴もあります。
リボ払いからカードローンへの借り換えには多くのメリットがありますが、支払総額が減らないリスクや審査が必要といったデメリットもあります。重要なのは、「借り換えさえすれば解決」という思い込みを避け、借り換え後の返済計画をしっかり立てることです。
借り換えは上手く利用すれば返済負担を大幅に削減できます。カードローン借り換えだけでなく、おまとめローンも検討してみましょう。まるっとローンでは、おまとめローンに関する相談も承っております。ぜひお気軽にお問い合わせください。