- 2025.04.04
- 2025.04.04
独自審査のおまとめローンは通りやすい?審査に通りやすくするコツを紹介
おまとめローンは、複数の借入をまとめられる便利なローンです。借入先を1本化するため、返済の負担を軽減するのに役立ちます。
しかし、審査に不安がある場合には「独自審査のおまとめローンなら通りやすい?」のような疑問をもつ方もいるでしょう。
本記事ではおまとめローンにおける独自審査の仕組み、審査に通りやすくなるコツを解説します。おまとめローンの審査に落ちたときの対処法も紹介しているので、おまとめローンの利用に不安がある方はぜひ参考にしてください。
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審査が甘いおまとめローンはない
金融機関は法律に基づいた審査を実施しているため、審査が甘いおまとめローンはありません。審査では、申込者の信頼性や返済能力を厳格にチェックされます。
厳格な審査が実施されるのは、貸し倒れのリスクを減らすためです。おまとめローンは複数のローンをまとめることから、借入額は大きくなる傾向にあります。
利用者が返済不能になるリスクも高くなるため、仮審査と本審査の2段階でしっかりと返済能力を確認するのが一般的です。
なお、「〇〇は審査が甘い」のような意見があるのは、金融機関ごとに審査基準が異なるためです。審査基準は一律ではないため、審査結果に多少の差異が生じるケースもあります。ただし、審査が甘いわけではないので、誤解しないようにしましょう。
審査が甘いおまとめローンはある?審査で重視される項目や通過のコツを解説
独自審査のおまとめローンは通りやすい可能性がある
独自審査とは、自社で定めた規定に基づいた審査のことです。おまとめローンでは、法定審査と独自審査の2つで融資を判断しています。ただ、金融機関では独自審査よりも法定審査を重視するケースが少なくありません。
しかし、金融機関のなかには、独自の基準を重視した審査を実施しているところが存在します。このような金融機関のおまとめローンは、審査基準がほかとは大きく異なる可能性があり、「他では落ちたのに受かった」というケースもあるかもしれません。
おまとめローンの審査にどうしても受からないときには、視野に入れてみてもよいでしょう。
おまとめローンの審査で見られる項目
おまとめローンの審査項目はほとんどの金融機関が公表していないため、詳細はわかりません。しかし、返済能力や申込条件などから推察した場合、以下のような項目をチェックされると考えられます。
- 年収
- 就業状況(勤続年数・雇用形態・勤務先企業など)
- 信用情報
- 借入状況
- 申込者の属性(住まい・家族構成など)
年収や借入状況は、返済能力を測るために確認されます。安定していたり、借入残高が少なかったりするほど審査で有利にはたらくでしょう。
信用情報や就業状況は、申込者の信頼性を測るためにチェックされる項目です。勤続年数が短いときや信用情報に遅延・滞納の履歴があるときは、審査で不利にはたらく可能性があります。
なお、金融機関によっては申込者の属性を確認する場合がありますが、万が一のことを考慮して周辺の状況を把握しておくためと考えられます。
独自審査のおまとめローンに通りやすくするためのコツ
以下は、おまとめローンの審査に通りやすくするためのコツです。審査に不安があるときは、可能な限り取り組みましょう。
- 収入を安定させる
- 現在の借入を少しでも減らしておく
- 情報は正確に申告する
- 信用情報に履歴が残るような行動をしない
収入を安定させる
おまとめローンの審査で受かる可能性を高めるには、収入を安定させておくのがポイントです。実際、申込条件に「安定した収入があること」のような、条件を設定しているおまとめローンはよく見受けられます。
たとえばひと月あたりの収入が高くても収入が安定していなければ、返済ができない月があるかもしれません。遅延・滞納のリスクがあるため、審査に通過できない可能性があります。
その点、収入が低くても安定していれば、おまとめローンを利用できる可能性があるでしょう。「パートタイマーやアルバイトOK」を宣伝しているおまとめローンもあります。
一方で勤続年数が短いと収入が安定していないと判断されやすくなるため、申込の時期に転職をするのは控えましょう。
現在の借入を少しでも減らしておく
事前に借入残高や借入件数を減らしておくことも有効です。借入が少ない場合は貸し倒れのリスクも低くなるため、審査に通りやすくなる可能性があります。
おまとめローンは総量規制の例外貸付に該当する契約なので、年収の1/3以上の借入も可能です。しかし、総量規制を超える借入は貸し倒れのリスクが高くなるため、金融機関は返済能力を厳しくチェックすることが予想されます。
おまとめローンの審査に受かりやすくするには、生活に支障がでない範囲で可能な限り、現在の借入を減らしておきましょう。
なお、総量規制の例外貸付に該当するおまとめローンの利用には、いくつか満たさなければならない条件があります。おまとめローンの総量規制について詳しく知りたい方は、以下の記事をご参照ください。
総量規制の対象外のおまとめローンとは?メリット・デメリットを紹介
情報は正確に申告する
申し込みの際に提供する情報は、正確に申告しましょう。審査に通りたいからといって虚偽の申告をしてしまうと、金融機関から不信感をもたれる可能性があります。
よくあるケースとしては年収を多めに記載したり、借入額を少なく申請したりするなどです。おまとめローンの審査では、収入証明書の提出や信用情報の照会が実施されるので、嘘をついてもバレてしまいます。
虚偽の申告をすると事実確認のために審査が長引くだけでなく、「信頼性が低い」と判断されることになりかねません。審査にマイナスの影響を与えることが予想されるため、情報は正確に申告しましょう。
信用情報に履歴が残るような行動をしない
信用情報とは、信用情報機関が管理する金融取引の履歴です。信用情報に遅延や滞納の記録があると信頼性が低いと判断され、審査に落ちやすくなります。
審査で不利になる情報としては、支払の遅延や延滞・債務整理・自己破産などです。おまとめローンの利用を検討している場合は、クレジットカードの遅延・滞納をはじめ、信用情報に傷が残るような行動は避けましょう。
信用情報は、日本信用情報機構(JICC)や全国銀行協会(KSC)などの信用情報機関に開示請求をすることで確認が可能です。心当たりがある場合には、申込前にチェックしておきましょう。
独自審査のおまとめローンに落ちたときの対処法
独自審査のおまとめローンに落ちたときは、以下の対処を検討してみましょう。
- 別のおまとめローンに申し込む
- 現在の借入先と交渉して返済の負担を減らしてもらう
- 債務整理を検討する
別のおまとめローンに申し込む
おまとめローンの審査に落ちたときは、別のおまとめローンへの申し込みを検討してみましょう。審査項目は金融機関によって異なるため、別のまとめローンであれば審査に通過できる可能性があります。
別のまとめローンへ申し込む際は、借入条件を変更してみるのも効果的です。借入希望額を減らしたり、借入残高を少なくしたりすることで、審査に受かる可能性を高められるかもしれません。実施できる取り組みについては、可能な限り実施しましょう。
現在の借入先と交渉して返済の負担を減らしてもらう
どこのおまとめローン審査にも通らないときは、現在の借入先と交渉してみるのも選択肢です。交渉に応じてもらえる可能性は高くありませんが、うまくいけば返済プランを変更してもらえるかもしれません。
ただし、月々の返済額を減らす際には、支払総額が増える点に注意しましょう。返済額を減らす場合、返済期間は長くなるということです。利息の支払いが膨らむことになるので、支払総額が増える可能性があります。
月々の支払額を減額するときは、事前にシミュレーションをおこないましょう。シミュレーションは、金融機関の公式サイトのツールを活用するのがおすすめです。
必要な情報を入力するだけで自動計算してくれるので、手軽に指定した条件での支払総額や利息を確認できます。
債務整理を検討する
借金の返済がどうしてもきついときは、債務整理も視野に入れましょう。債務整理には専門的な知識や資格が必要となるため、弁護士や司法書士に依頼するのが一般的です。プロに相談をすることで、自分に合った解説策を見つけられる可能性があります。
なお、債務整理には大きく3つの手段があり、以下にそれぞれの概要をまとめました。
任意整理 | 借入先と返済条件の変更を交渉する手続き |
個人再生 | 裁判所の許可のもと、返済額を減額する手続き |
自己破産 | 裁判所の許可のもと、借入残高を免除してもらう手続き |
法律事務所によっては債務整理の手続きだけでなく、生活再建サポートを実施しています。自分のみで借金問題の解決が難しいと思うときは、法律事務所に相談をしてみましょう。無料相談を提供する法律事務所もあるので、とりあえず相談してから今後の方向性を決めるのもおすすめです。
おまとめローンを選ぶときのポイント
おまとめローンを選ぶときは、以下のポイントをおさえておきましょう。
- 自分の目的に合っているか
- 現在よりも金利を下げられるか
- 月々の支払負担は軽減できるか
- 融資スピードは遅くないか
自分の目的に合っているか
おまとめローンには大きく、「おまとめ専用ローン」と「おまとめにも使えるローン」の2種類があります。仕組みや特徴が異なるため、自分に合ったほうを選ぶことが大切です。
おまとめ専用ローンとは、おまとめにのみ使えるローンです。返済専用として提供されており、追加の融資は受けられません。総量規制以上の借入をするときは、例外貸付で定められた要件を満たす必要があります。おまとめ専用ローンは、確実に借入残高を減らせるのがメリットです。
おまとめにも使えるローンには、フリーローンやカードローンなどが該当します。これらのローンは追加借入が可能なため、自由度が高いことが魅力です。ただし、自己管理をきちんとおこなわないと「借金が減らない」ということになりかねません。
また、消費者金融のカードローンは総量規制の対象となり、年収の1/3以上は借りられない点に注意が必要です。どちらが良いと一概には言えませんが、自分の目的に応じて慎重に検討しましょう。
現在よりも金利を下げられるか
おまとめローンを選ぶときは、現在よりも金利の低いものを選ぶのが重要です。現在よりも金利が高いおまとめローンを選んでしまうと、支払総額が増える可能性があります。
また、総量規制の例外貸付となるおまとめローンの場合、現在よりも金利を下げられることが条件のひとつです。おまとめ先で金利が下げられないときは例外貸付とみなされず、総量規制の対象となります。
金利は少し利率が変わるだけでも、支払総額で大きな差がでる可能性があります。支払総額を抑えるためにも、できる限り金利の低いおまとめローンを利用しましょう。
月々の支払負担は軽減できるか
返済負担もおまとめローン選びで、必ずチェックしておくべきポイントです。返済方法はおまとめローンごとに異なりますが、返済の負担を減らせないとおまとめをする意味がありません。
支払負担の軽減を図るうえで確認しておきたいのが、月々の返済予定額とおまとめの対象範囲です。おまとめローンには、おまとめの対象範囲が定められていることがあります。
たとえばプロミスのおまとめローンの場合、銀行のカードローンやクレジットカードのショッピングの支払いは対象外です※。まとめられない支払いがあると返済先が複数存在することになるため、支払負担が大きくなる可能性があります。
返済負担の軽減には、すべての借入をまとめられるのが理想的なので、対象範囲が広いものを選ぶのがおすすめです。
融資スピードは遅くないか
資金がすぐに必要なときは、融資スピードもチェックしましょう。融資スピードはおまとめローンごとに異なり、1週間以内から1ヶ月ほどかかるケースまで差があります。できるだけ早くおまとめしたいときは、融資スピードが早いおまとめローンを選びましょう。
融資スピードの目安については、窓口やコールセンターに問い合わせることで教えてくれます。教えてくれるのはあくまでも目安ですが、参考にすることで資金計画が立てやすくなるでしょう。
なお、融資スピードを早めるには書類の不備をなくしたり、在籍確認をスムーズに対応したりするのも大事です。とくに公的機関の窓口や勤務先での書類の取得が必要なときは、早めから準備しておきましょう。
おまとめローンを利用するときの注意点
おまとめローンを利用するときは、以下の点に注意しましょう。
- 種類によって仕組みや条件が大きく異なる
- かえって返済の負担や支払総額が増えることもある
- 「激甘」「必ず通る」などを謳うものは違法業者の可能性あり
種類によって仕組みや条件が大きく異なる
先述したようにおまとめローンには、おまとめ専用ローンとおまとめにも使えるローンの2種類があります。
たとえばおまとめ専用ローンの場合、おまとめ後の他社借入が禁止されているケースがあります。他社借入がバレたときは、一括返済を求められることがあるので注意が必要しましょう。また、おまとめ専用ローンはおまとめのみにしか利用できません。借入できるのは、まとめる分のみの金額となります。
利便性を求めるなら、フリーローンや多目的ローンによるおまとめがおすすめです。おまとめ以上の借入ができ、追加借入も可能なため、幅広い用途に使えます。一方で確実に借金を減らしたいときは、おまとめ専用ローンが選択肢となるでしょう。
なお、以下の記事ではおまとめローン後の他社借入について詳しく解説しています。おまとめローンを選ぶときは、ぜひご参照ください。
おまとめローン後の他社借入はバレる?バレる理由とリスクを解説
かえって返済の負担や支払総額が増えることもある
おまとめローンは、借入先の選定が重要です。現在よりも金利が増えたり、最低返済額が多くなったりすると、おまとめをするメリットが薄くなってしまいます。最悪の場合には、返済不能に陥ることになりかねないでしょう。
本来、おまとめローンは返済の負担を軽減することを目的としたローンです。たしかに審査に通ることは重要ですが、現在よりも生活が苦しくなっては意味がありません。審査になかなか通過できないときは無理に利用できそうなローンを探すだけでなく、弁護士への相談も検討しましょう。
債務整理は信用情報に履歴が残るというデメリットがあるものの、どうしても借金問題を解決できないときの解説策として、有効な手段のひとつです。また、借金問題に強い弁護士であれば、債務整理以外の解説方法をアドバイスしてもらえる可能性があります。
「激甘」「必ず通る」などを謳うものは違法業者の可能性あり
審査に関して「激甘」「必ず通る」などを謳っているおまとめローンは、利用を控えておくのが無難です。このようなローンは違法業者(いわゆる「闇金業者」)が提供しているケースがあり、トラブルに巻き込まれる可能性があります。
そもそも事実に基づかなかったり(誇大広告)、返済能力のない消費者を勧誘したりするような広告を掲載するのは禁止です。「絶対の通る」「審査が激甘」などのうたい文句は、これらに抵触している可能性があります。
違法業者は、巧妙な手口を用いて消費者にアプローチしてきます。やり取りのなかで不審な点があったときは、その業者のおまとめローンを利用するのは控えましょう。
おまとめローンの仕組みやメリット・デメリットを詳しく知りたい方は、以下の記事もぜひチェックしてみてください。
おまとめローンとは?借金をまとめる時の注意点や選ぶ時のポイントを解説
参照:金融庁|ヤミ金融対策法のポイント
日本貸金業協会|ヤミ金・悪質業者被害の実例検索
独自審査のおまとめローンに関してよくある質問
以下に独自審査のおまとめローンに関して、よくある質問をまとめました。おまとめローンを利用する際は、ぜひ参考にしてみてください。
おまとめローンがどこにも通らないときの解決策は?
まずは現在の借入残高を減らしたり、借入希望額を減額したりしてみましょう。条件を変えれば、審査に通る可能性があります。
資金にゆとりがないときは、借入先に対する交渉や弁護士への相談を検討してみましょう。
おまとめローンで300万円の借入を成功させるコツは?
おまとめローンの審査を通りやすくするには、「収入を安定させておく」「収入を増やす」などが有効です。また、審査では信用情報をチェックされるので、支払の延滞や滞納をするのは控えましょう。
そのほか、転職を頻繁にしないこともポイントです。勤続年数が長いほど収入が安定している判断されるため、審査を有利に進められる可能性があります。
おまとめローンの審査に通らない理由は?
おまとめローンの審査に通らないのは、以下のような理由が考えられます。
- 雇用形態や勤続年数から収入が安定していないと判断された
- 借入件希望額に対して年収が低い
- 信用情報に遅延滞納の記録がある
審査に不安があるときは、心当たりがある項目の改善を図りましょう。
独自審査のおまとめローンにはどんなものがある?
大手消費者金融や銀行などで、独自審査を強調しているところはあまり見かけません。一方で一部の中小消費者金融では、柔軟な審査(独自審査を含む)をセールスポイントとしているケースがあるようです。
ただし、中小消費者金融は無数に存在しており、なかには情報が少ないところもあるため注意しましょう。情報が少ない消費者金融のおまとめローンを利用するときは、内容を確認しながら問題がないかを慎重に見極めることが大切です。不審な点があったときは、そのまま利用するのは控えましょう。
おまとめローンでお悩みの際は「まるっとローン」にご相談を!
おまとめローンでお悩みの際は、ファイナンシャルプランナーやコンサルタントなどのプロへの相談を検討するのも選択肢です。専門的なアドバイスを受けることで、解説策が見つかる可能性があります。
おまとめローンに関する相談先をお探しなら、「まるっとローン」にぜひご相談ください。「まるっとローン」は、他のローンと住宅ローンのおまとめを提案するサービスです。物件の紹介からローンに関する相談までを金融のプロがワンストップでご提供いたします。
担当コンサルタントがお客さまのご要望や条件などに応じ、最適なプランを提案いたしますので、お気軽にご相談ください。
独自審査のおまとめローンでもしっかりとした審査対策が大事
独自審査のおまとめローンは審査基準の違いで通りやすい可能性があるものの、審査が甘いわけではありません。審査を受けるときは、本記事で紹介したポイントを参考にしっかりと準備しておくことが大切です。
また、おまとめローンはそれぞれに特徴があるため、自分に合ったものを選びましょう。返済負担を軽減したいなら、金利や最低返済額が低いおまとめローンがおすすめです。審査に不安があるときは、専門家への相談も検討してみましょう。