- 2025.06.05
- 2025.06.05
栃木銀行の住宅ローン審査は他行より厳しいわけではない!審査通過するコツも紹介
栃木銀行を利用して住宅ローンの融資を組む際、審査は厳しいのか疑問を抱く方もいるはずです。
結論からいうと、他の金融機関と比べると特別厳しいわけではありません。
本記事では、栃木銀行の住宅ローン審査で押さえたいポイント9つを紹介します。
審査に通過するためのコツや利用するメリット・デメリットもあわせて解説するので、これから栃木銀行の住宅ローンを受けようか考えている方は、ぜひ参考にしてください。
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栃木銀行の住宅ローン審査は他行と比べて特別厳しいわけではない
栃木銀行に限らず、一般的な住宅ローン審査の厳しさは、申し込み者の状況によって左右されます。したがって、申し込み条件を満たしていない場合、審査に通らず厳しいと感じる傾向です。
実際、詳細な審査基準を公表している金融機関はほとんど存在しないため、審査の内容や難易度を具体的に把握することは困難です。
しかし、住宅ローンの申し込み条件は多くの銀行で公開されているため、他の金融機関と比較検討することで、おおよその難易度を推測できます。
加えて、審査においては、申込条件に加えて返済能力も重要なポイントとなります。一般的に、以下の項目に該当するほど、返済能力が高いと評価される傾向です。
- 過去の支払いに遅延や滞納がない
- 過去に債務整理の経験がない
- 現在抱えている借り入れ金額や件数が少ない
- 安定して高い年収を得ている
- 雇用形態が正社員である
- 勤続年数が長い
住宅ローンの審査では、年収や勤続年数といった勤務状況や信用情報などが総合的に評価されるとともに、購入予定の物件に関する審査も行われるのが一般的です。
もちろん、栃木銀行においても同様の審査が行われる可能性があり、他の金融機関と同様の対策を講じることが重要です。
栃木銀行の住宅ローン審査で押さえたいポイント9つ
栃木銀行の住宅ローン審査に申し込みする際は、最初に以下の9つのポイントを押さえることが大事です。
- 申し込み条件を確認する
- 事前審査・本審査にかかる日数を知る
- 借り入れまでの流れを把握する
- 審査に必要な書類を揃える
- 商品ラインナップを確認する
- 適用金利を把握する
- 保証料を確かめる
- 団体信用生命保険の内容を確認する
- 自身の健康状態や勤務状況を把握する
こうしたポイントを知っておくことで、栃木銀行の住宅ローン審査について一通り確認できます。
申し込み条件を確認する
栃木銀行の住宅ローンに申し込む際は、以下の要件をすべて満たす必要があります。
- 申し込み時、満18歳以上満65歳以下、完済時満80歳以下の個人の方
- 安定した収入が継続して得られる職業・職種の方
- 前年度の税込年収が300万円以上の方(会社役員または自営業者の方は、過去3年間の平均年収(自営業者の方は所得)が300万円以上の方)
- 現在の勤め先に1年以上(会社役員の方は3年以上)勤務している方(自営業者の方は現職業で3年以上営業している方)
- 勤務先・居住地のいずれか一方が、栃木銀行の営業区域内である方
- 栃木銀行指定の団体信用生命保険に加入が認められる方(保険料は栃木銀行が負担するが、保険商品によっては一部負担する場合がある)
- その他、栃木銀行所定の基準に該当する方
ただし、上記の要件はあくまでも申し込み条件に過ぎません。実際に審査を受けるときは、信用情報や返済能力、融資不動産の状況など、所定の基準を満たす必要があります。
事前審査・本審査にかかる日数を知る
栃木銀行の公式サイトには明記していないものの、一般的に事前審査や本審査にかかる日数は、以下のとおりです。
- 事前審査:1~3日程度
- 本審査:書類を完備してから1~3週間程度
住宅ローン審査にかかる時間は、申し込み日や確認事項の数によって変動し、場合によっては審査結果の連絡が遅れることがあります。
円滑に審査を進めるためには、融資対象となる土地や建物の契約に関する書類や勤務先からの証明書など、必要書類をあらかじめ過不足なく準備しておくことが大切です。
住宅ローン審査では、提出書類が数多くあるため、時間に余裕をもって準備に取り掛かりましょう。
借り入れまでの流れを把握する
栃木銀行の仮審査申し込みから、借り入れまでの流れは以下のとおりです。
- 仮審査の申し込み
- 本審査の申し込み
- 栃木銀行および保証会社の審査
- 審査結果の連絡
- ローンの契約手続き
- 抵当権の設定
- 借り入れ
一通りの手続きを完了すると、登記や残金決済の手続き、物件の引き渡しに進みます。
住宅ローンの借り入れを行う際は、事前に住宅ローンの担当者と悩みが解消するまで相談して、余裕を持って返済計画を立てることが重要です。
審査に必要な書類を揃える
栃木銀行の住宅ローン審査に申し込みをする際は、あらかじめ以下の必要書類を持参しましょう。
仮審査を受ける際に必要な書類
種類 | 書類 |
印鑑 | ー |
本人を確認できる書類 |
|
収入(年収)を確認できる書類 |
|
土地・建物に関する書類 |
|
本審査を受ける際に必要な書類
種類 | 書類 |
実印 | ー |
印鑑証明書 | ー |
本人を確認できる書類 |
|
収入(年収)を確認できる書類 |
|
勤続年数を確認できる書類 |
|
物件に関する書類 |
|
上記以外にも書類が必要となるケースがあるので、詳しく知りたい方は栃木銀行のローンプラザまたは窓口にお尋ねください。
商品ラインナップを確認する
栃木銀行の商品ラインナップとして、主に以下の4種類が挙げられます。
商品名 | おすすめな人 |
栃木銀行住宅ローン(保証会社なし) | 一般的な住宅ローンを組みたい方向け |
とちぎん住宅ローン((株)かんそうしん保証) | 住宅ローンの融資期間を長く組みたい(最長50年)方向け |
「住まいる いちばん ネクストⅤ」(全国保証(株)保証) | リフォームや発電設備・省エネ設備にかかる資金も含めて住宅ローンを組みたい方向け |
長期固定金利型住宅ローン とちぎん「フラット35」(機構買取型) | 保証料や繰り上げ返済手数料なしで全期間固定金利の住宅ローンを組みたい方向け |
フラット35とは、マイホーム購入で住宅金融支援機構と金融機関が連携している住宅ローンのことです。
団体信用生命保険(団信)への加入は任意となっているため、健康状態に不安を抱いている方であっても、団信に加入せずに住宅ローンを組めるメリットがあります。
ただし、団信に加入しない場合、万が一の際に申し込み者の家族が住宅ローンの返済義務を引き継ぐことになる点は注意が必要です。
それぞれのおすすめな人を踏まえたうえで、目的にあった商品を選びましょう。
適用金利を把握する
栃木銀行の住宅ローン金利は、2025年5月時点では以下のとおりです。
住宅ローン金利
金利種類 | 利率(年) |
変動 | 1.125% |
固定3年 | 1.300% |
固定5年 | 1.450% |
固定10年 | 1.650% |
金利引き下げ条件(以下の6項目のうち3項目を満たす必要がある)
- 配偶者の給与振込が栃木銀行に指定されている方
- 同居家族の年金振込が栃木銀行に指定されている方
- 栃木銀行で公共料金「電気・電話・水道・NHK・ガス」の自動振替(1種類以上)を利用中の方(とちぎんJCBカード、とちぎんMUFGカード、とちぎんAMEXカードのいずれかのカードによる支払いは可)
- 「とちぎんカード(JCBカード・MUFGカード・AMEXカード)」または「とちぎんJCBデビット」に契約している方
- 「とちぎん投信ダイレクト」に契約している方
- 栃木銀行にてNISA口座を持っている方
参照元:栃木銀行|住宅ローン商品ラインアップ|金利引下げ条件
金利は原則として毎月定期的に見直されますが、市場の動向によっては月中に変動することがあります。
申し込みにあたっては、必ず最新の金利情報を確認してください。
保証料を確かめる
保証会社ありの住宅ローンを組む際、栃木銀行では一律で保証会社の事務取扱手数料が55,000円(税込)かかります。
さらに、保証料は保証会社や支払い方法に応じて別途必要となります。
とちぎん住宅ローン((株)かんそうしん保証)の場合
・保証料前払方式:借り入れ時に一括で保証会社へ所定の保証料を支払う。
借り入れ期間 | 保証料(100万円あたり) |
10年 | 2,143円~42,862円 |
20年 | 3,708円~74,156円 |
30年 | 4,761円~95,216円 |
35年 | 5,132円~102,644円 |
40年 | 5,418円~108,362円 |
50年 | 5,773円~116,064円 |
・保証料上乗せ方式:借り入れ利率が保証料前払方式に比べて年0.05%~年1.00%高くなる。審査結果によっては上乗せ金利が異なる。
参照元:栃木銀行|とちぎん住宅ローン((株)かんそうしん保証)
「住まいる いちばん ネクストⅤ」(全国保証(株)保証)の場合
・通常保証料:保証会社担保評価額の100%以内の保証料
・超過保証料:保証会社担保評価額の100%超の保証料
借り入れ期間 | 通常保証料(100万円あたり) | 超過保証料(100万円あたり) |
10年 | 3,705円~15,882円 | 15,882円~71,470円 |
20年 | 6,632円~28,423円 | 28,423円~127,906円 |
30年 | 9,005円~38,594円 | 38,594円~173,677円 |
35年 | 9,976円~42,756円 | 42,756円~192,404円 |
40年 | 10,811円~46,333円 | 46,333円~208,500円 |
50年 | 12,114円~51,917円 | 51,917円~233,628円 |
参照元:栃木銀行|「住まいる いちばん ネクストⅤ」(全国保証(株)保証)
それぞれの商品や支払い方法によって保証料が異なるので、現在の資金状況を考慮したうえで最適な商品を選択してください。
団体信用生命保険の内容を確認する
そもそも団体信用生命保険(団信)とは、住宅ローンの申し込み者が、万が一の事態(死亡や高度障害など)に見舞われた際、その時点での住宅ローン残高を保険金によって返済できる保険のことです。
栃木銀行の住宅ローンは、主に以下の4種類の団信を用意しています。
団信の種類 | 団信の説明 |
全疾病団信 |
|
八大疾病団信 |
所定の手術をうけたとき、または初診日から60日以上所定の状態が継続したと医師から診断された場合、住宅ローン残高が0円になる
|
ワイド団信 |
|
がん団信 |
|
栃木銀行の団信プランは充実しているものの、申し込み者の健康状態によっては審査に通らない団信もあります。
実際に、持病を抱えている方や過去に大きな病歴がある方は、健康上のリスクが高いと判断され、団信の審査に通らない可能性が高いです。
どの団信なら審査に通るか知りたい方やどれにしようか迷っている方は、栃木銀行のローンプラザまたは窓口にお問い合わせください。
自身の健康状態や勤務状況を把握する
住宅ローンの審査において、申し込み者の健康状態や勤務状況は重要な要素です。なぜなら、金融機関側からすると、住宅ローンの返済ができなくなる貸し倒れのリスクを恐れているためです。
そのため、多くの金融機関では、団体信用生命保険(団信)への加入が住宅ローン契約の必須条件となっています。もし、健康上に懸念があると審査が慎重に進められる傾向です。
また、健康状態に加えて、年収や勤続年数といった勤務状況も含めた属性情報を踏まえて、総合的に返済能力を判断します。
- 年齢
- 年収
- 職業
- 勤務先の安定性
- 勤続年数
- 雇用形態
住宅ローンの審査通過に必要な年収は、借入希望額によって変動します。
また、勤続年数について栃木銀行では、現在の勤め先に1年以上(会社役員の方は3年以上)勤務していることを条件としています。そのため、転職直後や退職直後の方は審査が厳しくなる傾向です。
さらに、雇用形態も審査において重要な項目です。具体的には、収入が安定している職種に正社員として勤務している場合(大企業や公務員など)は、評価が高くなります。
一方、契約社員やパート社員といった雇用形態の場合、収入が不安定で審査が厳しくなる傾向です。
このように、住宅ローンではさまざまな審査項目があるため、審査に通過できるように可能な限りの対策を講じることが重要です。
もし、一般的な住宅ローンの審査について詳しく知りたいという方は、以下の記事を参考にしてください。
住宅ローン審査の基準を徹底解説!審査通過までの流れや落とされる理由も解説
栃木銀行の住宅ローン審査に通過するためのコツ
栃木銀行の住宅ローン審査に通過するためには、以下のコツを押さえましょう。
- 事実に沿って正確に申告する
- 借り入れ希望額を低めに設定する
- 他からの借り入れ金額を減らす
- 申し込む金融機関は1社に絞る
- 信用情報や属性情報の評価を高める
上記のコツをつかむことで、栃木銀行の住宅ローン審査を有利に進め、融資を受けられる可能性が高まります。
事実に沿って正確に申告する
住宅ローンの申し込みにおいて、年収や他社からの借入状況など、偽りなく正確に申告することが大事です。
審査通過したい一心で虚偽の申告をしてしまうと、提出書類や信用情報との照合によって不一致が発覚し、審査に落ちてしまいます。
また、仮に意図的でなくても、申告内容の誤りや入力ミスも審査に悪影響を及ぼすことがあるので注意が必要です。
審査に通過する可能性を高めるためにも、事実に沿って正確な情報を申告しましょう。
借り入れ希望額を低めに設定する
住宅ローンの借り入れ希望額は、可能な範囲で頭金を増やし、必要最低限に抑えることが審査通過の鍵です。
年収に対して過度な借り入れを希望すると返済負担率(年収に対する年間返済額の割合)が上昇し、「返済能力に不安がある」と金融機関に判断されるリスクが高まります。
一般的に、返済負担率は30〜35%以内に収めることが望ましいといわれています。
審査に通過するためにも、自身の収入に見合った無理のない借り入れ額を設定しましょう。
他からの借り入れ金額を減らす
住宅ローンの審査に臨む前に、既存の他からの借り入れ金額をできるだけ減らすと、審査通過の可能性を高められます。
住宅ローンの審査で重視される返済負担率は、住宅ローンを含むすべての借り入れの年間返済額を考慮して決まります。
たとえば、年収600万円の方が住宅ローンに年間150万円を希望し、他社のカーローンにて年間30万円の返済を行ったとすると、住宅ローンを契約すると年間の総返済額は180万円になることから、返済負担率は30%です。
したがって、住宅ローンの借り入れ希望額はもちろん、他からの借り入れが多いほど返済負担率が上昇し、審査が不利になります。
生活に無理のない返済計画を立てるためにも、事前に自身の返済負担率を計算し、可能な範囲で他からの借り入れを整理しましょう。
申し込む金融機関は1社に絞る
住宅ローンを検討する際、金利や申し込み条件を比較検討することは重要ですが、複数の金融機関に同時に申し込むのは避けましょう。
なぜなら、複数の金融機関に同時に申し込んだ事実は、信用情報機関に記録されるためです。そして、その事実を見た金融機関は、申込者の返済能力に懸念を抱き、審査を慎重に行う可能性があります。
住宅ローンを申し込む前に最近ローンを申し込んだ履歴がないかを振り返り、じっくりと比較検討したうえで、最も条件の良い1社に絞ってから申し込みましょう。
信用情報や属性情報の評価を高める
信用情報や属性情報の評価が低いと、住宅ローンの審査基準に満たず、審査に落ちる可能性が高まります。
住宅ローンの審査では、信用情報機関に登録された過去の金融事故情報を中心に確認し、申し込み者の返済能力を判断するのが一般的です。そもそも金融事故とは、主に以下のような状況が該当します。
- 長期延滞:返済や支払いが2か月以上にわたって遅れた
- 代位弁済:保証会社をはじめとした第三者が代わりに返済を立て替えた
- 契約解除:ローンやクレジットカードが強制解約となった
- 債務整理:自己破産、任意整理、個人再生、特定調停を実施して借金の減額や免除を図った
これらの情報は、一定期間(5~10年程度)信用情報機関に記録され、たとえ少額の借り入れであっても、延滞や滞納などをした事実は完済後も一定期間残ります。
自身の信用情報に不安がある場合は、以下の信用情報機関にアクセスして開示手続きを行い、確認することをおすすめします。
このように、信用情報に加えて職場や雇用形態などの属性情報も踏まえて総合的に評価されるため、日頃から延滞や滞納のないように返済を続け、安定した収入や雇用状況を維持するよう努めることが重要です。
そして、これから住宅ローンの審査を受ける方は、審査に不利となる特徴に該当しないよう注意し、可能な範囲で信用情報と属性情報の評価を高めることが、審査通過への近道となります。
もし、住宅ローンの審査に落ちてしまった場合は、適切な対処法が載っている以下の記事を参考にしてください。
住宅ローンの審査に落ちたときはどうするべき?解決策やNG行動を解説
栃木銀行の住宅ローンを利用するメリット
栃木銀行の住宅ローンは、地域に根ざした金融機関ならではのメリットがあり、きめ細やかなサポートを受けられます。
具体的には、以下のようなメリットがあります。
- 栃木県周辺に詳しい担当者による相談体制が充実している
- 条件によっては金利優遇が受けられる
- 団信プランが充実している
これにより、住宅ローンに関する心配事や疑問点を早期に解消でき、安心して手続きを進められます。
栃木県周辺に詳しい担当者による相談体制が充実している
初めて住宅ローンを利用する際、「借り入れ希望額は妥当なのか」「物件を購入する地域のことがよくわからない」といったさまざまな疑問や心配事が思い浮かぶはずです。
栃木銀行では、そのような不安を解消するために、各支店の窓口およびローンプラザにて、対面で住宅ローン相談を受け付けています。
一部店舗では土日も相談を受け付けているため、平日に時間を確保できない方でも利用しやすいです。
相談する店舗や日付が決まったら、あらかじめ来店予約をしておくとスムーズに進みます。
栃木銀行の対面相談を利用することで、以下のようなメリットがあります。
- 担当者の表情を見ながら直接対話できるため、安心感を持って相談を進められる
- 実際に会って話すことで、担当者との相性や信頼関係を築きやすくなる
- 複雑な金利タイプ、返済プラン、手数料などについて、その場で疑問点を解消できる
- 手続きの流れを視覚的に確認しながら説明を受けられるため、理解が深まる
- 栃木県の地域事情や制度に詳しい住宅ローンの担当者からアドバイスを受けられる
- 自治体の補助金や助成金を活用する方法に関する情報を聞ける
- 人気のエリアや将来性のある地域などの情報を得られる
長期間にわたる住宅ローンだからこそ、親身になって相談に乗ってくれる、信頼できる担当者を選ぶことは重要です。
質問への回答は早いか、相談者の状況に寄り添った丁寧な説明であるかなどを確認しながら、安心して任せられる担当者を見つけましょう。
条件によっては金利優遇が受けられる
栃木銀行の住宅ローンでは、金利引き下げ条件を満たし、以下の2つのうち1つでも該当すると、適用金利から年0.05%差し引かれます。
- 新築、中古購入、増改築または建替えをして、親と同居される方(確認資料として「入居後の住民票」の提出が必要)
- 「とちぎ材の家づくり支援事業」の補助金制度を利用(補助金交付決定通知書を受けた方)し、栃木県内に栃木県産材を使用して新築居住される方
参照元:栃木銀行|住宅ローン商品ラインアップ|金利引下げ条件
ただし、新規借り入れの方限定であることと、変動金利型の取り扱いのみである点には注意が必要です。
団信プランが充実している
栃木銀行では、万が一の備えとして団信プランが充実しています。主に以下のような4種類の団信プランがあり、ラインナップにあわせて加入できます。
- 全疾病団信
- 八大疾病団信
- ワイド団信
- がん団信
もし、申し込み者の健康状態が良好ではない場合、他の団信プランと比べて加入条件が緩和された「ワイド団信」を検討するのをおすすめします。適用金利に年0.3%上乗せされるものの、健康上の問題を抱えている方は審査に通りやすいです。
あるいは、団信への加入が任意であるフラット35を利用するのも一つの手です。
各団信の特徴や自身の病気に対するリスク許容度を踏まえたうえで、最適な団信プランを選択しましょう。
栃木銀行の住宅ローンを利用するデメリット
栃木銀行の住宅ローンには、さまざまなメリットがある一方で、以下のようなデメリットもあります。
- 店舗は関東周辺に限られている
- 金利が高めに設定してある
- 各種手数料が割高になる
メリットだけではなくデメリットも踏まえたうえで、栃木銀行の住宅ローンを利用するか検討しましょう。
店舗は関東周辺に限られている
栃木銀行はその名の通り栃木県を中心に、茨城県・群馬県・埼玉県・東京都で80店舗以上を展開しています。その反面、関東周辺以外に居住している方にとっては、サービスを利用しにくいです。
実際のところ、住宅ローンの相談や各種手続きのために、現在の居住地から遠方の店舗まで複数回足を運ぶ必要があります。
また、住宅ローンは長期間にわたって返済するため、借り入れ後に転勤や引っ越しなどで関東周辺を離れた場合、気軽に店舗で相談することが難しくなります。
栃木銀行が提供している住宅ローンの申し込み条件にあるように、「勤務先・居住地のいずれか一方が、栃木銀行の営業区域内である」のか、事前に確認するのがおすすめです。
金利が高めに設定してある
栃木銀行の住宅ローンは、変動金利が1.125%(年)、金利優遇を受けると1.075%(年)となっています。
昨今の住宅ローン市場では、主にネット銀行を中心に0.6%〜0.7%台という、栃木銀行よりも低い変動金利を提供する金融機関が存在します。そのため、これらの金融機関と比較すると、栃木銀行の住宅ローンは金利がやや高めです。
ただし、対面での丁寧な相談サポートや、個々の状況に応じた柔軟な審査といった、ネット銀行にはないメリットもあります。
必ずしも金利が低いから優良な金融機関とは限らない点には注意してください。
各種手数料が割高になる
栃木銀行に限らず地方銀行は、以下のような手数料が一部割高になる傾向です。
住宅購入以外に必要となる主な費用
種類 | 詳細 |
保証料 |
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税金 |
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その他手数料 |
|
特に保証料は、借り入れ金額や返済期間、審査の結果によっては割高になる可能性があります。
支払い方法によっては保証料が異なるので、あらかじめ住宅ローンの担当者に相談して、どちらが安いプランかを計算しましょう。
また、保証料をはじめとした諸費用は不動産価格と比べると少ない支出ですが、できれば住宅ローン契約時に支払うのがおすすめです。
上乗せ金利が発生したり総返済額が増加したりすると、長期的に見て少なからず返済負担が大きくなります。各種手数料はできる限り早めに支払うようにしましょう。
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栃木銀行の住宅ローン審査は、所定の申し込み条件を満たし、審査に通るためのコツを押さえれば、通過できる可能性が高いです。
ただし、前年度の税込年収が300万円未満の方や、勤務先や居住地の双方ともに栃木銀行の営業区域外である方は、申し込み条件に該当しないため、栃木銀行の住宅ローンを利用できません。
そのような場合は、審査通過を最優先に考えてくれる「まるっとローン」の利用を検討することをおすすめします。
年収が低い方や自己資金が少ない方、栃木銀行の営業区域外の方であっても申し込みができ、審査に通りやすいです。
メールやLINEから無料で相談を受け付けているので、栃木銀行の審査に通るのか不安を抱いている方は、遠慮なくお気軽にお問い合わせください。